村上隆氏、コロナ禍チャリティーTシャツが1億円超売り上げ、支援団体へ全額寄付

日本の現代美術家であり有名ポップアーティストの村上隆氏が、ファッションブランド「シュプリーム」と協同で新型コロナウイルス禍におけるチャリティーのためのTシャツを製作、100万ドル(約1億640万円)以上を売り上げていたことが分かった。米放送局「CNN」電子版が報じている。

村上隆氏【写真:Getty Images】
村上隆氏【写真:Getty Images】

ファッションブランド「シュプリーム」と協同

 日本の現代美術家であり有名ポップアーティストの村上隆氏が、ファッションブランド「シュプリーム」と協同で新型コロナウイルス禍におけるチャリティーのためのTシャツを製作、100万ドル(約1億640万円)以上を売り上げていたことが分かった。米放送局「CNN」電子版が報じている。

 売り上げは、新型コロナウイルス禍によって住居を失う恐れのある若者や家族を支援するNPO団体「ヘルプUSA」に全額寄付された。

「シュプリーム」はこれまでにもルイ・ヴィトン、ナイキ、ラコステ、ティンバーランドなどとコラボレーションをしてきたファッション界随一の人気ブランド。同ブランドの商品はインターネットを通し高値で転売されることが通例となっているが、今回のTシャツも60ドル(約6400円)の販売価格から最大1750ドル(18万6000円)まで跳ね上がる値動きを見せた。

「ヘルプUSA」は5日、同団体のインスタグラムで105万2040ドル(約1億1200万円)の寄付が集まったことをTシャツの写真と共に報告。その投稿の中で「素晴らしい贈り物が、支援先の皆様の最も必要としているタイミングで届きました。これは新型コロナウイルス禍とその先の危機にあって、住まいや食料、そのほかの生活に必要なサービスを提供するために全米で展開される私たちの活動を支えてくれるものです」と感謝を伝えている。

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