しずちゃん、初の個展開催は「喜びとプレッシャー」 お気に入りは“旦那さん似”カピバラの絵

お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんが、5月3日から自身初となる単独個展『しずちゃんの、創造と破壊 展』を銀座三越で開催する。26日、都内で合同取材に応じ、現在の心境や見どころを語った。

取材に応じた南海キャンディーズ・しずちゃん【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた南海キャンディーズ・しずちゃん【写真:ENCOUNT編集部】

5月3日から銀座三越で開催

 お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんが、5月3日から自身初となる単独個展『しずちゃんの、創造と破壊 展』を銀座三越で開催する。26日、都内で合同取材に応じ、現在の心境や見どころを語った。

 俳優、元ボクサー、お笑い芸人など多彩な才能で人々を魅了し続けるしずちゃん。同個展では、絵を描き始めた頃の作品から絵本の原画シリーズなど、未発表の最新作まで約100点にも及ぶ作品を展示する。開催期間中は、グッズの販売やトークイベントなども開催する予定だ。

 先輩芸人で画家としても活躍するジミー大西との会話がきっかけとなり、今回の個展が実現。ジミーからは「絵描いてるやろ? (個展を)やりいや。もっと追い込んでもらったらええ」と応援されたと明かす。しずちゃん自身も「何か理由がないと、なかなか追い込まれないと描かないので」と話し、個展に向けて制作に励んだという。

 相方の山里亮太からは、「仲良くなって家にも来てくれるようになったんですけど、絵を見て『心の闇を感じる』『気持ち悪い絵』と言ってくれました(笑)」と反応もあったと明かした。

 そのほかにも、野性爆弾のくっきー!や漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦氏にも連絡。かつて、荒木氏に贈った絵も展示されることとなり、「先生にもぜひ来てほしいです。すごくよくしていただきました」と感謝した。

 コロナ禍では家で絵を描くこともあったが、「希望を持ちたいって思いで作ったら、山ちゃんには気持ち悪いって言われて(笑)。悩みの方が強く出ちゃったのかと思います」と、時々で作品の特徴も変わったと語った。

「喜びとプレッシャーどっちもあります」と緊張気味のしずちゃんは、個展に訪れる人たちの反応が気になるようで、「どこで立ち止まっているのか陰でモニタリングしておきたいんですけど」とほほ笑んだ。お気に入りの作品は、カピバラをモチーフにした『お鍋はおいしいね』で、「ちょっと旦那さんに雰囲気が似てる(笑)。可愛いなって思って描きました」とアピールした。

 同個展では、原画を10点販売することになり、「ホームページの値段を見てびっくりしました。なかなかのお値段なので。買い手が何人いるのか」と不安も吐露した。

 今後は、8月2日から伊勢丹浦和店での個展開催も決定しており、「漫才やお芝居もやりたいですけど、絵を描き出すとすごく楽しいですし、ゼロから自分で何かを作るっていうことが心地良いというか、自分がちょっと安心するので、絵を描くって改めていいなって思いました」と意欲も口にした。

次のページへ (2/2) 【写真】しずちゃんのお気に入り作品『お鍋はおいしいね』
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