俳優の中井貴一が主演を務めるNHK BS時代劇ドラマ『雲霧仁左衛門6』（金曜午後7時30分）の制作開始が28日に発表された。

　2013年にスタートした『雲霧仁左衛門』シリーズ。22年には『雲霧仁左衛門5』が放送され、好評を博した人気番組の第6シリーズが、8月から満を持してスタートする。

　今回の舞台は、京都。雲霧が狙うのは、公儀が将軍上洛のために投入する莫大な「御用金」。歴史と伝統を持ち、国宝や重要文化財を持つ京都の寺などの実際の名前を使用し、盗賊たちが京の町を縦横無尽に駆け回る。新キャストも加わり、時代劇版「オーシャンズ」シリーズがさらにパワーアップして帰ってくる。

　大盗賊・雲霧仁左衛門を演じる中井は、「大変長らくお待たせいたしました、雲霧仁左衛門が帰ってまいります。このたびは京都を舞台に雲霧一党、ひとあばれさせていただきます」とコメント。

　火付盗賊改方の長官・安部式部を演じる國村隼は、「シーズン1が始まった時、まさかこの作品がシーズン6を迎える事ができるとは思いもしませんでした。この作品を愛して下さった皆様に感謝します。シーズン6は、今までとは少し違ったテイストに仕上がるのではないかと想像しています。ご覧頂き、皆さんに新鮮な印象を持って受け取って頂ければうれしいなと思います」と喜びを語った。

　さらにこれまでのシリーズに出演していた近藤芳正、村田雄浩のほか、新キャストとして原田美枝子、八嶋智人、寺島進、片桐仁、近藤公園、池田成志、中田クルミ、小日向星一、木下晴香、平田雄也、矢柴俊博、野添義弘らの出演も発表された。