自動車レース会場を彩り、選手やファンを元気付ける存在のレースクイーン。日本最大級のカーレース「SUPER GT」で今季、GT500クラスに参戦する名門レースチーム「ARTA（読み方：エーアールティーエー）」をサポートするのが、「ARTA GALS」（エーアールティーエー・ギャルズ）だ。2023年は選ばれし6人が活動する中で、ENCOUNT編集部は、美しさや強さ、おもてなし精神を兼ね備えた彼女たちに“直撃”。加入5年目でメンバー内では所属歴最長となる22歳、真木しおりの魅力に迫った。全6回の1回目。

　2023年シーズンのARTA GALSは、真木、はらことは、沢すみれの3人が引き続き参加。新たに今井みどり、木村理恵、藤井マリーの3人が加わり、6人体制で活動を展開する。

「ARTA GALSならではのよさは、メンバー全員、本当に仲がよくて居心地がとってもいいんです！　皆それぞれの色があって休憩中とかもすごい楽しいです！」。真木は現メンバーで「ARTA GALS」として最長の活動歴を誇る。だからこそ語れる、チームのDNA。それは新メンバーが加わった今季も変わらないという。「今シーズンもビジュアル撮影の時に初めて全員で顔合わせをしたのですが、もともとの知り合いが多かったこともあるかもしれませんが、本当に居心地がよくて、素でいられます。仲のよさで一致団結できると思います！」と力を込める。

　人に見られるのが好き。小さい頃からモデルになるのが夢で、芸能界に憧れを抱いていた。中学生の頃から地元でラウンドガールをしていた。ある時、レースクイーンという仕事があることを母親から聞いて、「きれいな高身長のお姉さんがたくさんいらっしゃるイメージがあって、すごく憧れていました。『わー！　やってみたいなあー！』と思っていました」。高校の頃に原宿でスカウトされ、芸能界へ。6年前に夢のレースクイーンデビューを飾った。

　一見、華やかなレースクイーンの活動。その裏で、見えない努力を数多く重ねている。

「レースクイーンってキラキラしていてとってもきれいで爽やかに見えるんですけど、夏は熱中症になる方もいますし、冬は露出の多いコスチュームだととっても寒くて、とにかく体調管理が本当に大事なお仕事なんです。結構体力勝負のお仕事でもあるので、少しでも体調が悪いと大変なことになっちゃいます。みんな爽やかに笑っているんですけど、高いヒールを1日中履いていると足が痛くて……。レース終わりは足パンパンになっています（笑）」と明かしてくれた。

　過酷さも乗り越えて、「これだからやめられない」と思う瞬間がある。

「応援しているチームがチャンピオンをとった時に味わう、『はぁ幸せやな～』という、このなんとも言えないうれしさと幸せな気持ちがとっても癖になるんですよ！　一度味わったらもう忘れられない幸せな瞬間です」。それに、「ファンの皆様が撮ってくれた写真や動画を見返すと、自分で言うのもなんですけど、『私たちかっこいい！！』って思うんです（笑）」。

　実はこんな経歴の持ち主でもある。大型トラックのドライバーなのだ。「大型トラックの免許を持っているのですが、まだ『けん引免許』は持っていないです。けん引を取ったら、レースで走る車を搬入するトレーラーを私も運転したいなと思っていて、“レースクイーン兼、搬入するドライバー”みたいな感じで、話題になって面白いんじゃないかと思ってます（笑）」と、“大いなる野望”を語る。

　ちなみに、愛車はBMWで2年前の5月に父親からプレゼントしてもらったとのこと。「今までは軽四に乗っていて、おうちの車が輸入車なので、私も憧れていました。どこが気に入ってるかな～、全体的にかわいくて大好きです。でも1つ悩みがあって、すぐにホイールがドロドロになることですね……（笑）」。

　自身の今後の理想像について、「もっと幅広く活動していきたいと思っています。グラビアのお仕事や女優のお仕事にも挑戦したいです！　でも私、しゃべるのが苦手なので克服しつつ進んでいけたらいいなと思っています」と前を向く。

　今季のARTA GALSとしての目標とは。「もう本当にこのチームが大好きで仕方がないので、またこうして1年間、ARTAに携われることが本当にうれしいです。メンバーは見ての通り、すごいメンバーなので、私も他のメンバーに刺激をもらいながら、チームのよさを皆様に伝えていけたらなって思っています！」と意気込みを語った。