格闘技イベント「RIZIN」は6日、東京・有明アリーナで行われる「RIZIN.42」（5月6日）の対戦カード発表記者会見を行った。山本アーセンの参戦が決定。1000日ぶりにRIZINのリングに上がる。

　母は山本美憂、叔母は山本聖子、叔父は山本”KID”徳郁というDNAを持つアーセン。最後の参戦は2020年8月9日に行われた「RIZIN.22」の加藤ケンジ戦で1R・KO負けを喫していた。

　アーセンは「RIZIN.22」後の会見で榊原信行CEOから「弱すぎる」と厳しい言葉をかけられ、その後から参戦はない。

　2年以上のブランクがある。参戦を決めた理由について問われると「参戦を決めた理由というか、僕は常に試合に出たかったというか、そんなに出たくないというのを出していなかったのでやっと帰ってこれたなという気分です。別に何かきっかけとかはないです」と口にした。

　ブランクがあるにもかかわらず、ネット人気は高い。セコンドをする姿が映るたびに反応するファンもいるほどだった。格闘家の青木真也がEDMにあわせて踊りくるうアーセンの映像をツイッター上に投稿するとたちまち拡散され、現在は170万回超の再生数を記録しているほどだ。

　その人気について聞かれると「ねぇ～！　不思議ですよね～！　青木（真也）さんにも感謝しています本当に」と笑顔。

　そして「俺がぱかーん（KOされるところ）といっているところが見たい人、俺が勝っているところを見たい人が盛り上げてくれたおかげで自分は今ここに座っているので、感謝しています。結果を出していないからそういう人たち（笑う人）がいると思います。結果を出せば自分の味方につけられるので、結果を出してから物事を言います。おす！」と語った。