アニメ『モノノ怪』の公式サイトおよび公式SNSが28日に更新され、劇場版アニメの公開延期と声優・櫻井孝宏が演じる予定だった主人公・薬売り役のキャスト変更を発表した。

　櫻井は昨年、一部メディアで不倫が報じられ、15日には出演が決まっていた新作アニメ『AYAKA‐あやか‐』の降板が発表されていた。

　発表では「2023年内の公開を予定しておりました『劇場版モノノ怪』は、公開時期を延期させていただくこととなりました。誠に申し訳ございません」と謝罪。その上で「また薬売り役のキャストを変更をすることと致しました。『劇場版モノノ怪』は舞台を大奥に移し、女性たちの苦しみと救済を描こうとしております。その作品性の観点からの決断となります」と、キャスト変更とその理由を説明している。

　また、「ファンの皆様にはお詫び申し上げるとともに、変わらぬ応援をいただけますと幸いです。劇場版の公開時期、新キャストにつきましては、夏頃にはお知らせできる予定です。スタッフ一同、作品制作に邁進してまいりますので、準備が整うまで今しばらくお待ちください」と、引き続き制作を続けていくことを強調。「クラウドファンディングにご支援くださった方々には、各サイト上および個別メッセージにて、今後の対応をお知らせいたしますので、そちらをご確認ください。今後とも『劇場版モノノ怪』をどうぞよろしくお願い申し上げます」と結んだ。

　同作品のツイッターでは、中村健治監督からの「この作品を気にしてくださってる皆さんやクラウドファンディングに参加してくださった皆さん、不安にさせてごめんなさい。ただ現場では毎日本当に色んな面白いものや不思議なものが出来上がっているので待ってて欲しいです！スタッフ一丸となって頑張ります！」というコメントも掲載している。

　劇場版アニメ『モノノ怪』は、2007年7月からフジテレビのノイタミナ枠で放送されたテレビアニメシリーズの完全新作。放送15周年で劇場版の制作が決定していた。