STU48今村美月が思い出の演目で熱演 「SEPT」最新作の新感覚ファンタジーが上演
音楽・演劇・パフォーマンスをMIXした新世代エンターテインメントステージ「SEPT」はこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区)にて、18日から26日まで「FATALISM ≠ Re:Another story」を上演した。
主宰・杉浦タカオの実兄・杉浦太陽も出演
音楽・演劇・パフォーマンスをMIXした新世代エンターテインメントステージ「SEPT」はこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区)にて、18日から26日まで「FATALISM ≠ Re:Another story」を上演した。
杉浦タカオがプロデュースを手がける「SEPT」は、今年で節目の発足10年目を迎えた。これまで公演ごとに多彩なジャンルのアーティストが参加し、独創的な世界観を表現してきたなかで、本作は2019年6月に上演された「FATALISM ≠ Another story」のリメイク版。主演を務める「STU48」の今村美月にとっては、初舞台・初主演を務めた思い出の演目シリーズでの再主演となった。
舞台は、過去でも未来でもない、相反する文化が混在する、まるでオモチャ箱のような世界。今村が務める陽の国のみこ・雛菊は、運命のねじれに巻き込まれ、1度は大切な者たちとともに命を落とすが、見守っていた謎の存在である亜歩露(あぽろ)によって、神である絵空(えうろ)の元へ導かれる。そして、運命を変えるべく、ねじれの起因となるさまざまな世界を旅していく新感覚ファンタジーだ。
「どうか、もう一度彼らに会えますように」
その思いは時空を超えて“ねじれの起点”へと彼女を誘い、幾度となく“今”と向き合う。ねじれを増していく運命の糸、裏切り、愛する者たちの死……。異なる世界を知ることで増していく現実世界への違和感のなかで、世界に祈りをささげてきた雛菊を待ち受けるのは、回帰か、それとも結末か。
「FATALISM ≠ Another Story」から4年、物語は再び原点へ。主演の今村は雛菊として華麗に舞い踊り、主宰・杉浦タカオの実兄である杉浦太陽もキーパーソンの1人である絵空役で出演。蒼の国の舞手・蓮役に谷水力とやみえんがダブルキャスト、緋の国の舞手・藍備役に浦野秀太(OWV)、「陽の国」の舞手・夢百合役に「STU48」の小島愛子と川又あん奈のダブルキャスト、さらに亜歩露役にピコ、村田寛奈、松岡侑李のトリプルキャスト、といった顔ぶれが舞台に彩りを添えた。