テドロス事務局長のドタバタ会見が波紋…緊急事態宣言時の感染者数の取り扱いで“訂正”

新型コロナウイルスへの一連の対応について批判を浴びている世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長。1月30日に出した緊急事態宣言を振り返る際に、当時の段階での新型コロナ感染者と死者数を過少申告し、側近に即座に訂正される記者会見のドタバタぶりが海外で波紋を呼んでいる。

テドロス事務局長【写真:Getty Images】
テドロス事務局長【写真:Getty Images】

WHOには新型コロナ対策の初期段階での対策の遅れに批判も

 新型コロナウイルスへの一連の対応について批判を浴びている世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長。1月30日に出した緊急事態宣言を振り返る際に、当時の段階での新型コロナ感染者と死者数を過少申告し、側近に即座に訂正される記者会見のドタバタぶりが海外で波紋を呼んでいる。

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「WHOのボスが初動のミスを補おうとして虚偽の数字を提供する」とヘッドラインで報じたのは豪テレビ局「スカイニュース」だった。

 中国・武漢で新型コロナ感染拡大が発覚した初期段階での対策が批判を受けているWHO。緊急事態宣言の遅れが指摘されているが、「振り返ってみれば、私は適切な時に緊急事態宣言を宣言したと思う」と正当性を訴えたという。

 テドロス氏の根拠は「感染者はわずか82人で死者ゼロ」との数字だったが、これが物議を醸す結果に。

 今回の記事では、中国ではこの段階で7711人の感染に加え、1万2167人の感染の疑い、1370人の入院患者に加え、170人の死者が出ていたと指摘。そのうえで、「この数字(感染者82人で死者ゼロ)は中国国外の件数に過ぎないと、WHO技術部門のリーダー、米国のマリア・バン・ケーコブ医師に(テドロスは)即座に訂正された」とレポートしている。

 記事ではテドロス氏の数字の取り扱いについて、「テドロス氏がこの日の会見でミスを犯したのか、あるいは中国の(コロナ感染に関わる)数字を意図的に省いたのかは明確ではない」としている。

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