音楽フェスで痴漢被害か ライブ中に服を破られ…出演バンドも「助け求めて」と呼びかけ

今月4~5日に、愛知・名古屋で開催された大型フェス『BLARE FEST.2023』で痴漢被害に遭ったことを訴えるSNS上の投稿が物議を呼んでいる。政府による規制緩和に基づき、多くの観客を集めることができるようになった音楽イベントでの迷惑行為。痴漢があった時間帯にステージに出演していたバンドのメンバーはSNSを通じて「ライブ中なんかあったら怖いだろうけど勇気振り絞って言ってくれ。大声だせなかったら、周りの奴にでもいいから助け求めてくれ」と呼びかけている。

フェスでの痴漢被害が話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
フェスでの痴漢被害が話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

破れた服の写真に「もし刃物だったら怖すぎる」

 今月4~5日に、愛知・名古屋で開催された大型フェス『BLARE FEST.2023』で痴漢被害に遭ったことを訴えるSNS上の投稿が物議を呼んでいる。政府による規制緩和に基づき、多くの観客を集めることができるようになった音楽イベントでの迷惑行為。痴漢があった時間帯にステージに出演していたバンドのメンバーはSNSを通じて「ライブ中なんかあったら怖いだろうけど勇気振り絞って言ってくれ。大声だせなかったら、周りの奴にでもいいから助け求めてくれ」と呼びかけている。

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 イベントは国内外のアーティストを集め、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催されたもの。迷惑行為があったのは4日のライブ中で、被害を受けた女性は「ちかんされて服穴空いた」「ブラ外されたし胸揉まれた」などのコメントと共に、破れた服の写真を撮影して様子を訴えていた。

 迷惑行為を知ったライブの参加者の中には「人が楽しみに行ってるのに嫌な思いさせるなんて最低」という怒りの声のほか、「破ったのが刃物かは分からないけどもし刃物だったら怖すぎる」という反応が殺到。このほか、「勇気がいるかもしれませんが声かけてくれたらスタッフに引渡すので言って下さい!」など被害者を支援する声などが寄せられていた。

 同フェスでは、政府による規制緩和に基づいた注意事項を公式サイトの中に記載。規制が撤廃された大声での歌唱や声援については許可し、一方で危険行為にあたるダイブ(観客の頭上で転がる)や、モッシュ(ファン同士が身体をぶつけ合う)は禁止と明言するなど「ルールを守った上での参加」を呼び掛けていた。

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