ジブリ公式の投票で“論争再燃”「目玉焼きは何派?」 夫婦でも真っ二つ、新たな調味料も浮上

目玉焼きの定番といったらこれでしょう――。食卓でよく議論になるのが、「目玉焼きにかけるもの」だ。個人の嗜好によって、お気に入りの調味料は違ってくる。そんな“永遠の論争”を巡り、スタジオジブリの公式ツイッターの投稿が反響を巻き起こしている。「目玉焼きには何派ですか?」の問いかけに、約18万の投票が集まったのだ。ENCOUNT編集部が家庭の味を独自調査してみると、夫婦で「○○派」と「○○派」が分かれたり、ジブリ公式の選択肢にない、意外な調味料が浮かび上がった。

「目玉焼きに何かける?」は食卓の永遠のテーマだ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「目玉焼きに何かける?」は食卓の永遠のテーマだ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

『ハウルの動く城』『天空の城ラピュタ』では印象的な“ジブリ飯” トマトケチャップ派の存在も判明

 目玉焼きの定番といったらこれでしょう――。食卓でよく議論になるのが、「目玉焼きにかけるもの」だ。個人の嗜好によって、お気に入りの調味料は違ってくる。そんな“永遠の論争”を巡り、スタジオジブリの公式ツイッターの投稿が反響を巻き起こしている。「目玉焼きには何派ですか?」の問いかけに、約18万の投票が集まったのだ。ENCOUNT編集部が家庭の味を独自調査してみると、夫婦で「○○派」と「○○派」が分かれたり、ジブリ公式の選択肢にない、意外な調味料が浮かび上がった。

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「目玉焼きにはソースか醤油か塩かという議論が『目玉焼きは洋食なのでソースです』という宮崎さんの一言で終了しました」。ジブリ公式は世界の巨匠・宮崎駿監督のお好みが“ソース派”であることを紹介し、続けて「目玉焼きには何派ですか?」の投票をツイッター上で行った。

 最終結果は17万9223票が集まり、50%超の「しょうゆ」を筆頭に、「塩コショウ」が多数派。かなり差がついて「ソース」「マヨネーズ」と続いた。

 ジブリ作品の映画『ハウルの動く城』や『天空の城ラピュタ』には目玉焼きが印象的な“ジブリ飯”が登場する。一般的な食への関心だけでなく、多くのファンの興味をそそったようだ。また、有名メーカー「オタフクソース」(広島市)の公式ツイッターまでも反応し、「もちろんソース派です」との返信を寄せている。

 ENCOUNT編集部は幅広い世代に聞いてみた。

「絶対しょうゆ!」と即答したのは、20代の飲食店勤務の女性だ。ただ、「千切りキャベツの上に乗っかってる系の目玉焼きはソースで食べるかな!」と、使い分けがあるそうだ。マヨネーズについては異論があるといい、「ゆで卵じゃないですか?」とのことだ。

 もう1人、しょうゆ派の女性が。とりわけ「牡蠣しょうゆ」がお気に入りだそうで、「目玉焼きは年に数回しか食べないのですが、黄身は固めよりも、半熟の方が好きです。パンと一緒に食べる場合は、野菜ととることが多いので、イタリアンドレッシングをかけることもあります。ご飯と一緒に食べるときは、トリュフ塩をかけたこともありました。ソースは試したことがありませんが、聞いたことはありました。マヨネーズは試したくはないですが、焦がしたら風味が良くなりそうかなと思いました」。食べ合わせのアレンジはおしゃれだ。

 ここでふと思ったことがあるといい、「『卵ご飯用のたれ』というのは販売されているのに、『目玉焼きにかける○○』というのは販売されていないように思うので、いろいろな形で食べられているのかなと感じました」。新たな商品開発の可能性を秘めているかもしれない。

「『ないんだけど』と言われると妻はイラっとします」 夫婦げんかの要因にも?

 30代の男性会社員は「しょうゆですが、まれに気分でタバスコです」と回答し、「幼少期は半熟で白身だけ先に食べ、最後に黄身を一口で頬張っていました。今は固めが好きです」。年齢と共に好みが変わってきているという。家族間では「妻はソース派です」。夫婦で食べ方が分かれているという。

 6歳長女を育てる飲食チェーン勤務の女性は「自分は、子どもの頃はしょうゆ派でしたが今は塩コショウ派です。夫は塩コショウ。娘は目玉焼きは食べないんです(笑)」。材料にこだわっているといい、「大人になるにつれ塩コショウの最強さに気付いていった気がします。ちなみに塩は岩塩、コショウはブラックペッパーで、どちらもミルでひくタイプのものを使っています! 岩塩だとやっぱり味が全然変わる気がします!」と答えた。

 一方で、ソース派の40代男性会社員は、「子どものころは食卓はしょうゆ一択でしたが、中濃ソースが好きなので。お好み焼きの目玉焼き部分を取って食べるようなイメージです。海外ではソースがないので、塩コショウになりますが、それはそれで満足しています」。ソースの中でも、中濃推しだそうだ。

 さらに、驚きの回答を寄せた。「そもそも年に数回しか食べないので、特にこだわりはないです。ソース、しょうゆ、トマトケチャップなんでも食べます。ちなみに、家族はソース派とトマトケチャップ派に分かれています」。あまり聞いたことのないトマトケチャップ派が存在することが明らかになった。もちろん、この組み合わせも相性抜群でおいしいだろう。

 60代夫婦も好みが真っ二つ。夫が「子どもの頃からずっとソース。半熟で割った黄身とソースが絡むのが何とも言えない。ただ、ウスターソースは酸っぱくて合わないかな。やっぱり中濃ですね」と、“中濃ソース最強説”を唱える。これに対して妻は「もともとしょうゆをかけていたけど、最近は塩コショウかなあ。ちなみに、食べ物で○○派の話題になると、けんかをしてしまうカップルがいるかもしれませんね。毎日顔を合わせるけど、食の好みは違うもの。それでも、夫から『ソースがないんだけど』と言われると妻はイラっとします。『自分で持ってきてよ』という話になりますよね」。

 やはり、“目玉焼き論争”は食卓の永遠のテーマかもしれない。

次のページへ (2/2) 【画像】約18万人が選んだスタジオジブリによる実際の投票結果
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