清野菜名、新ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』で主演 等身大の女性役「繊細に演じていけたら」

俳優の清野菜名が4月スタートのABCテレビドラマ『日曜の夜ぐらいは...』(日曜午後10時)で主演を務めることが分かった。同ドラマはABCテレビの全国ネットドラマ枠の第1弾、岡田惠和作品となっている。

清野菜名【写真:(C)ABCテレビ】
清野菜名【写真:(C)ABCテレビ】

ABCテレビの全国ネットドラマ枠第1弾

 俳優の清野菜名が4月スタートのABCテレビドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(日曜午後10時)で主演を務めることが分かった。同ドラマはABCテレビの全国ネットドラマ枠の第1弾、岡田惠和作品となっている。

 清野は、現在28歳。19歳で出演した映画『TOKYO TRIBE』(2014年)でのアクションシーンが話題となり、女優として注目を集め、その後も数々の作品で体当たりの演技に挑戦。知名度を獲得するとともに、着実に実績を積み上げてきた。

 昨年夏に公開された人気漫画の実写化映画『キングダム2 遥かなる大地へ』でも華麗な剣術を披露。また黒柳徹子の自伝的ドラマ『トットちゃん!』(2017年、テレビ朝日系)では主演として高評価を得るなど、1つのカテゴリーに留まることなく精力的な活躍を続けている。

 本作では、派手な身体表現を封印。やりたいことではなく、やらなければならないことで日常が埋まっていく暮らしに身を置き、抱えたくったくは心の奥底にしまい込んでいる、振り向けばそこにいそうな等身大の女性像と向き合う。若手俳優として人気を得てなお、新境地開拓に挑み進化を続ける清野の演技に注目だ。

 そして脚本は、連続ドラマ『ひよっこ』(2017年、NHK)、『にじいろカルテ』(21年、テレビ朝日)、『ファイトソング』(22年、TBS)や、映画『いま、会いにゆきます』など、数々の名作ドラマ・映画を世に送り出してきた岡田が務める。

出演決定に清野「ただひたすら楽しく演じていけたら」

 出演決定に清野は「日曜よる10時の新しいドラマ枠に、トップバッターとして挑戦できることがとてもうれしかったです。ただひたすら楽しく演じていけたらいいなと率直に思いました」とコメント。

 役どころについては「演じる岸田サチは、身近にいそうな等身大の20代の女性です。平凡な毎日をただ生きていて、お金も趣味もなく、友達もいなくて、車椅子生活をしている母と二人暮らしをしていますが、その中で、かけがえのない友情と出会い変化していく様子が描かれます。性格的には、自分の感情を表現することが苦手で、とても不器用な子。そうした部分を私自身が深く理解して、繊細に演じていけたらいいなと思っています。最近の出演作では日常とかけ離れた役が多く、リアルさを追求するような作品は久しぶりになるので、その点も楽しみにしています」と語った。

 また脚本の岡田は「ABCさんの新枠第一弾を任せていただきとても光栄です。そして清野菜名さんと初めてタッグ組ませていただきます。強くてしなやかで、美しく親しみのあるお芝居をされる俳優さんです。『キングダム2』のキョウカイ役も、『耳をすませば』の雫役もどちらもすてきなのはすごいなぁと、昨年は思っておりました。日常という戦場で、誰に褒められるわけではないけど、しっかりと逃げずに踏ん張って戦い続ける女性たちの物語です。そんな女性たちに神様はちょっとしたプレゼントをしてくれます。だからきっと大丈夫。ささやかだけど、視聴者の皆さんと共に今を生きる活力になるような物語を、丁寧につむいでいきたいと思っています」と思いを寄せた。

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