ジャニーズJr.・HiHi Jetsの井上瑞稀が単独初主演を務めるミュージカル「ルーザーヴィル」の製作発表記者会見が19日、都内ホテルで行われた。会見に臨んだ井上は「今からワクワクしていますし、少し不安もありますが、すてきな共演者さんのお力添えのもと、皆さんが楽しめるステージになれば」と意気込んだ。

　ロックバンド「Son of Dork」のデビューアルバムの楽曲を使用したミュージカルで、夢に向かって奮闘する“ヲタク”たちが描かれる。主人公・マイケルを井上（HiHi Jets／ジャニーズJr.）が、その親友・ルーカスを本高克樹（7 MEN 侍／ジャニーズJr.）、マイケルの恋の相手となる転入生・ホリーを高月彩良、マイケルと対立するエディを山本涼介、その恋人でチアリーダー・レイアを青野紗穂がそれぞれ演じる。この日は井上、本高、高月、山本、青野と演出を手がけるウォーリー木下が登壇した。

　コンピューターに没頭する“ヲタク”役を演じる井上。「機械が苦手で、パソコンとか触れない」としながらも、自身の“ヲタク”な部分を問われると「今まで続けてきたジャニーズの世界がすごく好きなので、ジャニーズヲタクです。『ジャニオタ』ってやつですかね」と話し、会場の笑いを誘った。

　井上は単独での舞台主演は今回が初めてで、ミュージカルにも初挑戦という初物尽くし。座長としての心構えを聞かれると「どうしましょうね」と困惑しながらも、「この中で1番年下だと思うので、お兄さん、お姉さん方に甘えながらがんばろうと思います」とニヤリ。山本から「座長なので、いろいろ頼りながら見えない圧をかけまくりたい」と言われた井上は「いやいや、勘弁してください」と恐縮していた。

　ミュージカル「ルーザーヴィル」は3月5日から東京・新橋演舞場で初日を迎え、その後、大阪・松竹座、広島・上野学園ホール、愛知・御園座と全国で公演を行う。

※本高の「高」の正式表記ははしごだか