福岡のすし店で“ワサビテロ”? 韓国人旅行客が告発で物議、運営元に真偽を聞いた

ある韓国人旅行客が、福岡のすし店で大量のワサビが盛られたすしを提供されたとして、「ワサビテロ」として画像を拡散、大きな議論を呼んでいる。ネット上では「後からワサビを盛り付けたのでは?」と投稿の真偽を問う声も多いが、本当にこのような行為があったのだろうか。すし店の運営元に話を聞いた。

「すし酒場 さしす」を運営する株式会社JOUJOUのホームページ
「すし酒場 さしす」を運営する株式会社JOUJOUのホームページ

ネット上では「後からワサビを盛り付けたのでは?」と投稿の真偽を問う声も

 ある韓国人旅行客が、福岡のすし店で大量のワサビが盛られたすしを提供されたとして、「ワサビテロ」として画像を拡散、大きな議論を呼んでいる。ネット上では「後からワサビを盛り付けたのでは?」と投稿の真偽を問う声も多いが、本当にこのような行為があったのだろうか。すし店の運営元に話を聞いた。

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 問題となったのは大阪や福岡を中心に店舗を構える「すし酒場さしす」のKITTE博多店。今月4日午後2時頃、3人組の韓国人旅行客が来店、すしの提供をめぐりトラブルがあったという。

 すし酒場さしすを運営する株式会社JOUJOUの担当者は「お食事の途中でワサビの量が多いとご指摘を受け、再度作り直しご提供いたしました。その際、他のおすしのワサビの量は問題ないかおたずねしましたが、お客様は日本語がよく分からないご様子でした」と当日の状況を説明。翌日5日午前5時30分頃、グーグルのレビューサイト上にワサビが大量に盛られたすしの画像とサービスに対して意見する内容のレビューが投稿され、その10~20分後に別の投稿者からも同様のレビューがあったという。

 同社が5日朝6時頃、担当者から「当店でこのような料理はありえません。いたずらではないかと考えられます」「旅行をどうか楽しんでください」という内容の返信を行うと、返信が炎上。「レビューに対して配慮に欠ける回答を投稿しました」と不適切な内容の返信であったことを認めた。

 実際に大量のワサビが盛られたすしの提供はあったのか。同社の担当者は投稿内容の事実関係について、「その時間帯に200貫近いすしを提供しておりました。細心の配慮で寿司にわさびを均等に入れて握っておりましたが、その中でわさびの量が適切でない寿司があったかもしれません。この点に関してお客様に不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」と謝罪。提供後にワサビを盛り付けられた可能性については「お食事をすべて見ていたわけではないので……何とも申し上げられません」とした。

 今後の対応については「調理を担当する板前に対して再度教育を徹底いたします。福岡の2店舗においては、寿司を握る際に事前にワサビを挟むのではなく、別添えすることでお客様の好みにあったワサビの量を選択できるようにいたします。また、SNSなどの投稿に対してのコメントについても、細心の注意を払い真摯に対応してまいります。今回のご意見を受け社員教育を一層徹底し、社員一同サービスの向上に誠心誠意努力してまいります」としている。

 同社ではホームページ上でも、12日付で「この度、弊社運営の『すし酒場 さしす KITTE博多店』のGoogleビジネスプロフィールにおけるレビューに関して配慮に欠ける不適切な表現で皆さまに不快な思いをさせてしまい、深くお詫び申し上げます。今回多くのご意見をいただき深く反省するとともに、お客様にご迷惑をおかけしお騒がせする事態となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪を行っている。

次のページへ (2/2) 【写真】ネット上で拡散された、ワサビが大量に盛られたすしの画像
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