【RIZIN】武田光司、ベラトールとの先鋒戦で強烈な一撃にダウン リング上で号泣

注目の対抗戦の先鋒戦は元DEEPライト級王者の武田光司(BRAVE)は判定0-3で元Eagle FCライト級王者のガジ・ラバダノフ(ロシア)の牙城にはね返された。

強烈な一撃でダウンした武田光司(右)【写真:山口比佐夫】
強烈な一撃でダウンした武田光司(右)【写真:山口比佐夫】

第11試合、RIZIN vs. Bellator全面対抗戦先鋒戦 ライト級 5分3R

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)

 注目の対抗戦の先鋒戦は元DEEPライト級王者の武田光司(BRAVE)は判定0-3で元Eagle FCライト級王者のガジ・ラバダノフ(ロシア)の牙城にはね返された。

「人生の大一番」と位置づけた武田。日の丸のはちまきを額に巻いて気迫の表情を見せる。一方、ラバダノフは、“参謀”の元UFC世界ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフがリングサイドで見守る中、静かにリングに上がった。

 ラバダノフの圧力を受けながらも積極的に打っていく武田は右のアッパーを繰り出す。右フックをかわして左ローを出すが、一瞬の隙にラバダノフの強烈な右ストレートを被弾。武田はロープ際でダウン。体ごと吹き飛ばされながらも、なんとか立ち上がる。危ない場面を根性で持ちこたえる。

 ダメージが心配された武田は2R、キックを織り交ぜ、攻撃を立て直す。相手のタックルはひざで応戦。投げ合いでこらえると、会場は大歓声だ。武田は盛り返した。

 最終3R、スタミナに自信のある武田。グラウンドの展開になり、バックを取られたが、前転して態勢を入れ替えるなど、疲れの見えてきたラバダノフの動きをコントロールする。タックルもテークダウンを許さない。最後まで目が離せない熱い試合展開となったが、最後は判定で敗れた。

 観衆からは大きな拍手に包まれ、武田はリング上で男泣きした。

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