“最新ガンダム”が冬コミケに降臨 製作期間2か月、費用10万円の圧巻コスプレ「私が一番かっこいい」

世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット101」が31日、東京ビッグサイトで開催された。会場を華やかに彩り、個性派の輝きを放つコスプレイヤーたちも気合十分で続々参加。素顔に迫った。

“最新鋭ガンダム”が冬コミケ会場に現れた【写真:ENCOUNT編集部】
“最新鋭ガンダム”が冬コミケ会場に現れた【写真:ENCOUNT編集部】

「2次元のものを3次元に持っていく、キャラクターになりきる。そこに面白さ」 

 世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット101」が31日、東京ビッグサイトで開催された。会場を華やかに彩り、個性派の輝きを放つコスプレイヤーたちも気合十分で続々参加。素顔に迫った。

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 ド迫力の“最新ガンダム”が冬コミケ会場に現れた。くろぼうしさんは、シリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公機「ガンダム・エアリアル」のコスプレを本格再現した。「恐らく私が日本初だと思います」と、気勢を上げた。

 製作期間は約2か月。発泡スチロールの板(スチレンボード)を巧みに組み合わせ、カッティングシートと呼ばれる色付きのシールを張り付けて、色調を表現。設計図を用いずに、“脳内”で完成図を描くといい、「プラモを見て感覚で作るんです。今年の秋から放送が始まって、『すごいかっこいい』と直感して、エアリアル作っちゃおうと」。平日の仕事帰りの時間や休日を使って製作に充て、“最速”で本格コスプレを仕上げてみせた。

 限られた時間で特に力を入れたのは、「スタイルの良さ」を忠実に再現することだ。「頭を小さく、足を長く見せる。そこにこだわりました」。足が長く見えるように部分的に細くデザインし、高下駄を履いて足長を強調している。ビームライフルからはライトの光が。製作費は「なんだかんだで10万円くらいかかりました」といい、「昨日も今日も来ていますが、この冬コミケの会場の中では、私が一番かっこいいでしょう!」と声を弾ませた。

 5年前にコミケに一般参加して、ガンダムのコスプレを間近で見たことがきっかけ。「これなら自分で作れるかも」と、独学でコスプレ製作を学び、初期ガンダムなどこれまで9機を作り上げてきた。いわゆる“ロボコス”の魅力について、「私たちの趣味は、2次元のものを3次元に持っていく、そしてキャラクターになりきることです。そこに面白さを感じています。コミケが年間を通しての目標になっていて、人生の楽しさにつながっているんですよ」とアツく語る。また、大ファンであるガンダムについては「ロボット同士の対戦ももちろん面白いのですが、戦争がテーマで深みがあることに加え、物語を通して変化していく人間関係や心理描写が魅力なんです」と続けた。

 実はこの日、ツイッターを通して知り合った全国の仲間とともに参加。“ガンダム軍団”が圧巻の存在感を放った。撮影希望者の人だかりができていた。

 ザクII、サイコミュ高機動試験用ザク、メッサーといった玄人キャラが大集合。くろぼうしさんは「ロボコスは、作るのも大変で着るのも大変なんです。やる人は少ないです。でも、その分こうして多くの人たちの前で披露することはすごく楽しいですよ。私たちのコスプレを通して、ぜひやってみたいという仲間を増やすことができれば」と笑顔を見せた。

次のページへ (2/2) 【写真】ド迫力で圧巻のコスプレ!! コミケを“占拠”したガンダム軍団
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