【silent】最終回 紬&想の行動と髭男&スピッツ楽曲が“完全一致” 緻密な伏線回収に絶賛の嵐

川口春奈が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「silent」(午後10時)の最終回となる第11話が22日に15分拡大で放送された。今までの登場人物全員が登場し、物語は完結を迎えた。

イルミネーションを見に来た紬(左=川口春奈)と想(目黒蓮)【写真:(C)フジテレビ】
イルミネーションを見に来た紬(左=川口春奈)と想(目黒蓮)【写真:(C)フジテレビ】

“おすそわけ”が広がる最終回

 川口春奈が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「silent」(午後10時)の最終回となる第11話が22日に15分拡大で放送された。今までの登場人物全員が登場し、物語は完結を迎えた。

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 オリジナルかつ当て書きで作られた本作は、川口演じる主人公の青羽紬がかつて本気で愛した恋人である目黒蓮(Snow Man)演じる佐倉想と、8年後に音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリーだ。

「一緒にいるほど、好きになるほどつらくなっていく。声が聞きたい。もう聞けないなら、また好きになんてならなきゃよかった」という想に、紬は声を出すこと・笑うこと・電話をすること・音楽を聞くことを全部やめても一緒にいたいと伝える。しかし、思いは届かず、想は何も言わずにその場を去った。

 そんな2人の様子を察して、紬は湊斗(鈴鹿央士)から、想は奈々(夏帆)から、もっと互いのことを見るように言われ、2人は母校で会う約束をする。

 教室の黒板を使って会話をする紬と想。涙ながらに「再会できてよかった、また好きになれてよかった」とすべてをぶつけた紬。想も「青羽の声が聞こえないことだけ受け入れられなかった。長く一緒にいれば、青羽が傷つくこともある。青羽と会って話すたびに考えて、悩むことが増えて、一緒にいていいのか迷う。それでも今は、一緒にいたい」と気持ちを伝えた。

 数日後、奈々は春尾(風間俊介)のために買った花束から偶然会った湊斗と、連絡して待ち合わせた想の2人にそれぞれカスミソウを1つずつ“おすそわけ”をする。そして、湊斗もまた、そのカスミソウを紬に“おすそわけ”する。

 そのあと、2人で待ち合わせた想と紬は“おすそわけ”してもらったカスミソウをクリスマスプレゼントとして交換をした。

 そして、2人で手をつないで歩いていると、想は高校時代同様に耳元で言葉をささやき、ほほ笑みあうのだった。

 放送の度に「#silent」がトレンド入りしていた話題のドラマがついに完結。終盤のイルミネーションが輝くなか、耳元でささやくシーンが2つの曲との“完全一致”が話題になった。なにをささやいたのかは視聴者には聞こえない粋な演出。ドラマ主題歌となっているOfficial髭男dismの「Subtitle」の「イルミネーションみたいな 不特定多数じゃなくて ただ1人君であってほしい」という歌詞と、劇中に度々流れたスピッツの魔法のコトバのサビの歌詞「魔法のコトバ 2人だけには分かる」という歌詞と重ね合わせられる。

 視聴者も「紬にだけ伝える想、最高」「最後まで音楽とのリンクでsilentの世界観が詰まってる」「歌詞見ながら曲聞き直します」とツイートしていた。

次のページへ (2/2) 【写真】最終回場面アザーカット
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