都医師会、2類から5類への議論に見解 尾崎会長「新たな分類体系を作るべき」

東京都医師会の定例会見が13日、都内で行われ、新型コロナウイルスの2類相当から5類への議論について、「新たな分類体系を作るべき」との見解が示された。

東京都医師会の尾崎治夫会長【写真:ENCOUNT編集部】
東京都医師会の尾崎治夫会長【写真:ENCOUNT編集部】

2類相当から5類となることで、通常の医療費と同様になり患者負担が発生

 東京都医師会の定例会見が13日、都内で行われ、新型コロナウイルスの2類相当から5類への議論について、「新たな分類体系を作るべき」との見解が示された。

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 東京都医師会の尾崎治夫会長は、総論で「現状ではいきなり5類は難しく、5類に近い新しい分類がいいのではないかと思う。現実に今の内科の外来には高齢者も非常に多い。いきなり待合室に発熱患者を入れてはどんどん感染が拡大してしまう。導線を分けられない診療所では難しいと思う。後遺症にしても若い方でもかなり苦しんでいる方がいる。この2つをしっかりしてから5類への議論を進めてほしい」と見解を語った。

 2類相当から5類となることで、入院勧告・入院措置、就業制限、対物措置がなくなり、現在医療保険と公費で全額が負担されている医療費が、通常の医療費と同様になり患者負担が発生する。

 尾崎会長は、具体案として「基礎疾患のある方の治療、ワクチン接種は引き続き公費でやっていただいた方がいい。検査キットが価格が500円ほどになれば、ちょっと体調悪いなと思ったら抗原検査をバンバンやってその結果で会社を休むなり外出を控えるなり医療機関を受診するなり、行動を決めるような世の中にしていかなければいけない」と語った。

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