南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代（43）との婚約が明らかになった俳優・佐藤達（とおる＝47）は、国立大卒の理系男子だった。所属事務所関係者が8日、ENCOUNT編集部の取材に応じ、明らかにした。2人の婚約は、7日深夜放送のTBSラジオ「JUNK　山里亮太の不毛な議論」（水曜深夜1時）で、ゲストのしずちゃんが発表。佐藤も同番組に出演して、しずちゃんを「温かいお茶のような」と表現した。反響は大きく、事務所の公式サイトは朝からダウン状態にあるという。（取材・文＝ENCOUNT編集部ディレクター・柳田通斉）

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　佐藤の所属事務所、株式会社ヘリンボーンの公式サイトは朝から開けない状態が続いた。電話をかけると、担当者が「はい。ずっとダウンしている状態です。まだ復旧の見通しは立っていません」と反響の大きさに驚いていた。

　その後、担当マネジャーが佐藤の経歴を説明した。秋田県生まれ、出身大学は茨城大理学部物理学科。高校理科の教員免許を取得している。だが、在学中から演劇にのめり込み、そのまま現在まで舞台を中心に芝居を続けているという。28歳の2003年から、長谷基弘主宰の「劇団桃唄309」に参加。紙芝居芸人としても活動し、09年からはソロライブも開催している。ほんわかとした独特な雰囲気と秋田弁トークが人気で、ピン芸人日本一を争う「R-1グランプリ」にも2度、出演しているという。

「弊社に所属したのは、設立と同時の2011年からになります。ただ、芸能活動だけでは生活できないので、現在も焼き鳥店でアルバイトをしています。山崎さんはそこによく食べにいらっしゃったようです」（マネジャー）

　本人から、しずちゃんとの交際と婚約の報告があったのは、約3週間前の11月中旬で、マネジャーは「かなりの驚きでした」。ちなみに佐藤は初婚になるという。

　これまでメディア露出が少なかった佐藤だが、前夜は「JUNK　山里亮太の不毛な議論」の終盤に出演。メインパーソナリティーの山里から「好きなところは」と問われ、「僕がうまくいかない時でも、近くで『ニカッ』と笑ってくれるところです。温かいお茶が出てきた感じになりますし、『ごめん、ありがとう』と気持ちになります」などと話した。

　その思いを初めて聞いたしずちゃんは、うれしそうに「そうなんや」。相方の伴侶となる佐藤への興味が止まらない山里は、プロポーズについても質問。ただ、正式なものがなかったことから、佐藤はこの日、しずちゃんの自宅に足を運び、紙芝居付きでプロポーズしていた。そして、その様子をしずちゃんが明かした。

「達さんは紙芝居（芸）をする人なんですが、私のためだけの紙芝居を作ってくれました。それをめくりながら、出会いから（佐藤の）気持ちを描いた紙芝居をしてくれました」

　この情報を受け、YouTubeチャンネル「俳優　佐藤達の紙芝居（かみしばい）」は、登録者が約100人から約1300人（8日午後5時時点）に急増した。

　番組の最後には、しずちゃんと佐藤の求めに応じ、山里が婚姻届の「証人欄」に署名、捺印した。近日中には提出の見込みといい、晴れて夫婦になった後、佐藤は正式にコメント発表するという。

□山崎静代（やまさき・しずよ）1979年（昭54）2月4日、大阪府生まれ。学生時代はモーニング娘。など数々のオーディションに落ち、2003年に山里亮太と南海キャンディーズを結成。ボケを担当している。04年には、「M-1グランプリ」準優勝。映画「フラガール」、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」に出演するなど、女優としても活動。愛称は「しずちゃん」。

□佐藤達（さとう・とおる）1974年（昭49）12月31日、秋田県生まれ。03年より長谷基弘主宰「劇団桃唄309」に参加。紙芝居詩人としても活動し、09年には初のソロライブを開催。16年に映画「教科書にないッ！」「教科書にないッ！2」に出演。特技はスキー、卓球、雪かき。YouTubeチャンネル「俳優　佐藤達の紙芝居（かみしばい）」を配信中。178センチ。