宮脇咲良所属のLE SSERAFIM 紅白で披露する楽曲にネット注目…日本語楽曲のストックなし

今年大みそか放送のNHK「紅白歌合戦」に多国籍5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM(ル セラフィム)が初出場する。LE SSERAFIMの日本人メンバーであるSAKURA(宮脇咲良)とKAZUHA(中村一葉)が16日、同局で会見し注目が集まった。

宮脇咲良【写真:ENCOUNT編集部】
宮脇咲良【写真:ENCOUNT編集部】

紅白テーマは「みんなでシェア」 SNS世代へのアピール

 今年大みそか放送のNHK「紅白歌合戦」に多国籍5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM(ル セラフィム)が初出場する。LE SSERAFIMの日本人メンバーであるSAKURA(宮脇咲良)とKAZUHA(中村一葉)が16日、同局で会見し注目が集まった。

 宮脇はHKT48時代の14年に紅白初出場を果たし、16年にはAKB48「夢の紅白選抜」でも出場。異なる3グループでの紅白出場は異例となる。紅白初出場自体もHKT48時代と合わせて2度目となり、宮脇は「矛盾した肩書が私的にもうれしく思います」と語るほどだった。

 LE SSERAFIMはBTSが所属するHYBE傘下レーベル・SOURCE MUSICから今年5月2日に初ミニアルバム「FEARLESS」でデビューし、10月17日には2枚目のミニアルバム「ANTIFRAGILE」を発売した。「FEARLESS」は日本、ブラジル、シンガポール、インドネシア、チリなど世界13か国と地域のiTunesトップアルバムチャートで1位を達成するなどデビュー早々、世界的な人気を集めた。両タイトル曲のYouTube公式動画再生回数も現在、それぞれ1億2000万回、6000万回に上っており、英語、スペイン語、ロシア語、日本語、韓国語など世界中の言語でコメントが寄せられている。宮脇の公式インスタグラムのフォロワーは491万に上っており、紅組の司会に抜擢された橋本環奈の公式インスタグラム(橋本環奈&井手上漠マネジャー)の232万をはるかに凌駕(りょうが)している。宮脇のグローバルな人気を裏付ける数字だろう。

 世界的な人気を誇るBTSと同じ事務所に所属し、さらにBTS同様、メンバーの宮脇らがグローバルな人気を集めていることがデビュー後7か月にもかかわらず紅白初出場の決定打になったことが推測される。ファンはSNSで「再デビュー1年目でまた紅白出られる宮脇咲良さんのキャリア、誰も馬鹿にできない」「AKB落選してるのにLE SSERAFIMとして紅白に戻ってくる宮脇咲良カッコイイ」「IZ*ONEで出場がかなわなかった紅白にルセラでカムバック。生き様がドラマ」などと喜んでいる。

 一方、気になるのは12月31日の紅白のステージで披露する楽曲だ。LE SSERAFIMはまだ日本デビューしておらず、日本語楽曲のストックがない状況。中には「日本語曲ないから宮脇が過去に披露したソロ曲『夢でKiss me!』カバーの道しかない」という冗談めかしたツイートをするファンも見られるほど。同じく初出場を果たした韓国の6人組ガールズグループ・IVEが10月19日に日本語シングル「ELEVEN -Japanese ver.-」で日本デビューを果たしているだけに関心を寄せるファンは多いだろう。

 実はLE SSERAFIMは11月3日に放送されたNHK「SONGS+PLUS」で「新たな時代を切り開く若手アーティスト」として特集されており、スタジオでのダンス練習、SNSでのライブ配信、日本で開催されたK-POPの巨大ショーケース「KCON」に出演した際の舞台裏を独占取材している。これを「SNSで新たな時代を切り開く」と要約すれば、紅白のテーマである「シェア」のコンセプトとも合致しているため、グローバルな人気を集めた韓国語オリジナル楽曲を字幕付きで披露する可能性はある。

 実際、韓国の9人組多国籍ガールズグループ・Kep1erのようにK-POP第4世代と呼ばれているグループが日本の民放音楽番組で韓国語楽曲を披露するケースはあった。当日は、「怖いものなし」と歌う「FEARLESS」より、「恐れもあるが、それに立ち向かう」といったLE SSERAFIMのメンバーの気持ちをより代弁している「ANTIFRAGILE」を披露することが予想される。紅白放送前に日本デビューを果たすことも考えられるが、紅白のテーマ、楽曲のテーマ、両方を加味すると韓国語で歌唱する可能性は十分ありそうだ。出場歌手の楽曲発表は12月中旬以降の予定。

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