【silent】奈々から想へ、想から紬へ“プレゼントの使い回し” 切なすぎる言葉に視聴者も衝撃

川口春奈が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「silent」(午後10時)の第6話が10日に放送された。

手話で会話をする奈々(左=夏帆)と紬(川口春奈)【写真:(C)フジテレビ】
手話で会話をする奈々(左=夏帆)と紬(川口春奈)【写真:(C)フジテレビ】

好きな人との電話に憧れる奈々

 川口春奈が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「silent」(午後10時)の第6話が10日に放送された。

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 オリジナルかつ当て書きで作られた本作は、川口演じる主人公の青羽紬がかつて本気で愛した恋人である目黒蓮(Snow Man)演じる佐倉想と、8年後に音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリーだ。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 湊斗(鈴鹿央士)と別れた紬に対して、自分の気持ちを再認識した想。同時に、桃野奈々(夏帆)との関係にも向き合おうとする。

 想と生まれつき耳が聞こえない奈々は、ろう者・難聴者対象の就活支援セミナーをきっかけに知り合う。想の耳が聞こえなくなり始めた頃で、不安と恐怖におびえる想の話を聞いて寄り添ってくれた存在だった。

 ある日、食事をしているときに、想のスマホに突然かかってきた奈々からの着信に「何かあったのかもしれないから」と紬に出てもらう。奈々はLINEの返事がこないため、気付いてもらいたいがために電話をしただけだった。それをきっかけに紬も、彼女の存在が気になるようになる。

 想は、奈々に直接会って紬の存在を伝えようとすると「あの子に、聞こえない想くんの気持ちは分かんないんだよ」と冷たく言い返されてしまう。

 そして、次の日、奈々は紬に会いに行く。手話教室に通いながらも、想からも手話を教わっている紬に「私が想くんに手話を教えたの。プレゼント使い回された気持ち。好きな人にあげたプレゼント、包み直して他人に渡された感じ」と訴える。続けて「たまに夢に見る。好きな人と電話をしたり、手つないで声で話すの。憧れるけど、恋が実ってもその夢はかなわない。恋もかないそうにないんだけどね」と手話で伝えるも、泣き出してその場を去ってしまう。

 泣きながら歩く奈々を偶然見かけた想は、気付いてもらうために奈々に電話をかける。想を目の前に、奈々は電話に出ようとするも、その声を聞くことはできない。

 奈々のことが詳しく描かれた第6話では「嫌な女だと思ってたけど、奈々も不器用なだけだった」「奈々も想のことが好きなだけなんだよね」と印象が変わった視聴者が多く見られた。

 そして、ドラマ終盤では「奈々の『プレゼントを使い回しされた気持ち』って、生きてきたなかで最も衝撃受けたフレーズかも」「ワードの使い方が残酷だけど的確過ぎる」「比喩が綺麗すぎて小説みたい」と、彼女の手話で伝えられる言葉の一つ一つが大きな反響を呼んだ。

次のページへ (2/2) 【写真】新たな三角関係が動き始める…第6話場面アザーカット
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