“とにかく面白いピン芸”が審査基準の「R-1グランプリ2023」やります会見が10日、東京・千代田区のよしもと有楽町シアターで行われた。司会を務める霜降り明星、前回大会チャンピオンのお見送り芸人しんいちらが出席し、イベントを盛り上げた。

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　R-1グランプリは2002年から開催されている、ひとり芸日本一決定戦で、今回で第21回目。この日の“やります会見”には、今年行われた第20回大会チャンピオンのお見送り芸人しんいち、準優勝のZAZYのほか、今大会への出場資格を持つ若手芸人も多数駆けつけた。

　お見送り芸人しんいちは大会を振り返り、「あの日人生が変わった」としみじみ。「R-1史上、一番変わったんちゃうかとガチで言われています。底辺でした。前日までバイトしてましたから」と明かすと、惜しくも準優勝だったZAZYは「あの日たまたま面白かっただけ」としんいちをチクリ。すると、しんいちは「言い方に気をつけろ」と応戦。

　一方のZAZYは「終わってからお仕事も増えましたし、5、6社CMやらせてもらったりとか……」と大会後の“上々”な反応を明かすと、しんいちは「0です……」と自身のCMオファーが皆無だったことを嘆いた。

　さらに、若手芸人からはしんいちがZAZYとコンビを組んで出場したM-1グランプリで敗退した原因についての質問が。ZAZYは「僕がネタを書いたんですけど、『ネタを合わせましょう』ってなって。『収録あるからごめん』と言われたのに、収録はなくてコンパに行っていた」としんいちのまさかの行動を暴露。しんいちは「東ブクロさんに呼ばれたから」と汗をぬぐい、「全部言うな」とZAZYにツッコミを入れていた。

　R-1グランプリの応募資格は、プロは芸歴10年以内であること、アマチュアはR-1への出場が今年で10回目以内であること。応募期間は22年11月10日から12月20日まで。賞金は優勝者に500万円。予選は22年12月26日から23年2月中旬に行われ、決勝は23年春に行われる。司会は霜降り明星と広瀬アリス。