魔裟斗、ブアカーオとの“エキシ”を断っていた「ガチでやるならこの金額じゃできない」

10月28日にタイ・ラジャダムナンスタジアムで開催された格闘技イベント「KAT PRESENTS LEGEND OF RAJADAMNERN」。メインイベントにて、エキシビションマッチで“ムエタイのレジェンド”ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が元K-1ファイターの佐藤嘉洋を1R・TKOした。予想外ともいえる出来事に格闘家からもさまざまな声が上がっていた。元K-1の魔裟斗も“エキシビションマッチ”について自身のYouTubeチャンネルで持論を述べた。

魔裟斗【写真:インスタグラム(@masato.official)より】
魔裟斗【写真:インスタグラム(@masato.official)より】

「ブアカーオの次の相手、マッチメイク難しいと思うよ」

 10月28日にタイ・ラジャダムナンスタジアムで開催された格闘技イベント「KAT PRESENTS LEGEND OF RAJADAMNERN」。メインイベントにて、エキシビションマッチで“ムエタイのレジェンド”ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が元K-1ファイターの佐藤嘉洋を1R・TKOした。予想外ともいえる出来事に格闘家からもさまざまな声が上がっていた。元K-1の魔裟斗も“エキシビションマッチ”について自身のYouTubeチャンネルで持論を述べた。

「エキシビションがはやってるね」と切り出す魔裟斗。1R・TKO負けを喫した佐藤に対しては事前に「たぶん、ブアカーオ本気でくるよ」と伝えていたという。それに対し佐藤は「それは困るな」と話していたことを明かした。

 実際のエキシビションについて「ブアカーオ、1Rはじまったときから本気で打ちにいったよね。パンチも三浦くんのときとは全然違ったもん。ブアカーオってまだ現役だからね。佐藤くんは、7年~8年前に引退してるわけ。それで思いっきりこられたらたまったもんじゃないよね」と苦笑い。

 さらに「それで1Rで倒されて病院送りでしょ。佐藤からしたら『エキシって聞いてリングに上がって、ガチの試合だったら上がらないし、ガチの試合だったらファイトマネーもらわなきゃ合わないし』って感じなわけよ」と佐藤の気持ちを代弁する。

 最近はやりの“エキシビションマッチ”についてへ。魔裟斗は自身の経験を交えつつ見解を述べた。

「エキシっていってもいろいろあるな。朝倉未来―フロイド・メイウェザーはボクシングマッチの本気だよってお互い共有してるじゃない。俺もエキシってやったことあるのよ。HIROYAと1Rやったんだけれど、HIROYAがまだ15、16歳のとき。こっちは王者になった後くらい。もちろん軽くやるわけよ。HIROYAは本気だったけれど、プロでもやってないくらいのアマチュアで、それはダメだろうと。それで軽く打って、避けて終わって、顔見せ的なイメージがあるんだけれど。」

 魔裟斗自身もブアカーオとのエキシビションマッチのオファーが来ていたことを告白。「ガチでやるならさすがにこの金額じゃできないよって。ブアカーオもリングに上がったらこっちのもんって考えてるんだろうなと思ったから断ったんだけれど」と明かした。

 そして「やっぱり危ないからね。7年やってない選手が準備期間1、2か月で。ちゃんとそこを取り決めしないと危ないよね。事故が起こる。ある程度予測もしておかないと痛い目を見るというか。ブアカーオ、もう1回エキシやるのよ。次の相手、マッチメイク難しいと思うよ」と語った。

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