【RISE】計量オーバーのAKARI、ハンデありで完封勝利も“異例”の申し出「ノーコンテストに」

AKARI(TARGET)がERIKO(TKDJ市川式)に3対0(28-27、28-27、28-27)の判定勝ちを収めた。

ハンデありのなか判定勝ちを収めたAKARI(中央)【写真:ENCOUNT編集部】
ハンデありのなか判定勝ちを収めたAKARI(中央)【写真:ENCOUNT編集部】

減点2、グローブハンデありで試合

立ち技格闘技イベント「RISE162」(30日、東京・後楽園ホール)第7試合、ミニフライ級(49キロ)3分3R、延長1R

 AKARI(TARGET)がERIKO(TKDJ市川式)に3対0(28-27、28-27、28-27)の判定勝ちを収めた。

 AKARIは前日計量で1.1キロオーバー.フラフラの状態で体重計に乗る姿を見せていた。その後当日計量となり50.75キロとクリアできなかった。公式ルールに乗っ取り減点2、グローブはAKARIが6oz、ERIKOが4ozのグローブハンデありでの試合だった。

 右のストレートが特に光っていた。1Rから近い距離で左手を使い相手を抑え、コツコツとストレートを当てていく。ラウンドが終了するころにはERIKOの左目は被弾で目が赤くなっていた。

 その後もAKARIのペースで試合は進む。ERIKOが執拗(しつよう)に放つ左ボディーもうまくガードしていた。AKARIが打撃をヒットさせるたびに会場からは拍手。勝利が決まるとAKARIは対戦相手サイドに土下座した。温かい声援を送っていた会場のファンを見ると目からは涙がこぼれた。

 試合後、「RISE」伊藤隆代表がAKARIの体重超過について状況を説明。「1週間前から半身浴で体重を落として直前になって水抜きをした」という。その後もサウナなどで減量を試みるもなかなか落ちることはなかったと話した。

 またこの試合について「AKARI本人とジムサイドからノーコンテストにしてくれと申し出が出ているのでレフェリー陣と協議して決めたいと思います」と勝者側からの申し出についても明かした。

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