“65歳”大竹しのぶ、10代役に「心で見てくれ」 高橋克実&段田安則も学生服姿に挑戦

女優の大竹しのぶが17日、都内で行われた舞台「女の一生」の初日前会見に高橋克実、段田安則、風間杜夫とともに出席した。

会見に出席した大竹しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した大竹しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】

「心で見てもらおうと思っています」と“お願い”

 女優の大竹しのぶが17日、都内で行われた舞台「女の一生」の初日前会見に高橋克実、段田安則、風間杜夫とともに出席した。

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 終戦直後となる1945年に森本薫氏が文学座に書き下ろし、女優・杉村春子さんが初演した不朽の名作。初演から70年以上たった現在も上演が重ねられている。1905年から1945年までを舞台に、孤独な少女だった布引けいが、拾われた家の長男の妻となり、家業を守る40年間を描いている。

 劇中、10代の少女も演じているが大竹は現在65歳。「どう見ても少女じゃないから、心で見てくれという感じ。心だけ少女でいれば、なんとかなるかな」と笑い、「自分の若いときの残像というか、若い頃に演じた役の声を思い出して(演技の)参考にしています。あまり作ったりせず、心で見てもらおうと思っています。遠目で、ね」とお願いした。

 横に立つ段田が「映像では無理ですが舞台では十分耐えています(笑)」とジョークを飛ばすと、大竹は「でも私だけじゃない! みんな学生服を着るんですよ!」と“反撃”。段田は「そうなんです。俺と高橋の学生服は、本当に怖い。でもそれだけでも見る価値はある」と胸を張ったが、大竹が「価値はないと思う」と辛辣(しんらつ)にツッコんで笑わせた。

「女の一生」は2020年に大竹がけい役を務めて新橋演舞場で上演。今回2年ぶりに再演される。大竹は「2年前、コロナ禍とあって客席を半分にしての上演だった。今回は半分をなくし、たくさんのお客さんに見ていただけることがうれしい」とフルキャパでの観劇を喜んだ。

「女の一生」は10月18日から23日まで東京・新橋演舞場、10月27日から11月8日まで京都・南座、11月18日から30日まで福岡・博多座にて上演される。

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