永野芽郁、号泣シーンは鼻水もよだれも「全部さらけ出した」 恋愛映画との“違い”は

女優の永野芽郁が10日、都内で行われた映画「マイ・ブロークン・マリコ」の大ヒット御礼舞台あいさつにメガホンをとったタナダユキ監督とともに出席した。

舞台あいさつに登場した永野芽郁【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登場した永野芽郁【写真:ENCOUNT編集部】

「マイ・ブロークン・マリコ」舞台あいさつ

 女優の永野芽郁が10日、都内で行われた映画「マイ・ブロークン・マリコ」の大ヒット御礼舞台あいさつにメガホンをとったタナダユキ監督とともに出席した。

 文化庁が主催する「メディア芸術祭」のマンガ部門新人賞を受賞した平庫ワカ氏によるコミックが原作。親友であるイカガワマリコ(奈緒)の訃報を知ったシイノトモコ(永野)が、毒親だった遺族からマリコの遺骨を奪取し、“2人旅”に出る姿を描く。

 シラノは「演じることが本当に難しかった」という永野。「人間味あふれるという部分はもしかしたら近いかもしれないけど、私はシラノみたいに大声を出すのは苦手だし、たばこを吸うのも縁がなかったし、雑に動いているけど繊細さがあるのは私とは違った」と話し、「最初は(役作りのため)髪色を変えたり、喫煙者になったり。ちょっとでも近づけることを、1つずつやるしかなかった」と難しさを振り返った。

 劇中では「シラノの泣き方」にこだわった。恋愛映画などは「どこかきれいさを残して涙を流さないといけないので、感情だけで泣くことがなかなか難しい。涙を溜めていることがいいときもあるのですが、涙を溜めていると、涙が鼻から出てきてしまう。繋がっているからかな? それだと恋愛映画は『いまの可愛くないからもう1回』となる」とコメント。

 ただ今回の映画は「きれいに泣こうとは思わなかった。計算せず感情だけでぐちゃぐちゃなるまで泣くことを意識した」いう。「今回は全部開放していいって。鼻水もよだれも何もかも出す。これがこの映画にとってすごくいいことだと最初からわかっていた。思ったままに全部さらけ出した。だから楽しかったですね」と充実の笑顔を浮かべた。

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