70歳の楠田枝里子、夢は「2061年まで生きること」 109歳で「ハレー彗星見たい」

タレントの楠田枝里子が16日、都内で行われた日本補聴器工業会プレスセミナー「きこえのケアを広めて会話を健やかに」に登壇した。当日、楠田は「聞こえのケア」についてのトークを展開した。

日本補聴器工業会プレスセミナー「きこえのケアを広めて会話を健やかに」に登壇した楠田枝里子【写真:ENCOUNT編集部】
日本補聴器工業会プレスセミナー「きこえのケアを広めて会話を健やかに」に登壇した楠田枝里子【写真:ENCOUNT編集部】

楠田枝里子が語る補聴器の思い出

 タレントの楠田枝里子が16日、都内で行われた日本補聴器工業会プレスセミナー「きこえのケアを広めて会話を健やかに」に登壇した。当日、楠田は「聞こえのケア」についてのトークを展開した。
 
 楠田は「子どものころから補聴器はとても身近な存在でした。古い記憶ではございますが、私の祖父が補聴器を使っていました。50年以上も前の補聴器ですから、現在とは比べものにならないくらい性能もよくない。それでも孫が遊びにやってくると、祖父はいそいそとうれしそうに補聴器を付けて、1日一緒に遊びました」と思い出を語った。

 MCから「楠田さんは司会者として聞こえやすいトーンなど、大切にしていることはありますでしょうか」と質問が上がると、楠田は「長い間、テレビの番組の司会者をやらせていただきました。それぞれの時間帯で適切なトーンとかリズム感というのがあると思うんですよ。私はこのトーンで話して放送の時間帯に適切なものであるか、常に考えてきました。自分が出演している番組を録画して放送時間にオンタイムで見るようにして、テレビでしゃべっている合っているかどうかを確認していました」と語った。

 また、MCから「これから高齢者が自立をしてよりよく過ごすにはどうしたらいいでしょうか」と聞かれると、楠田は「私、今年で70歳になりました。よくここまで頑張って生きてきましたねと、すがすがしい気分なんですよ。後は与えられた時間を懸命に生きて、消え去るのみという感じですね。残された時間は受け入れていくということなんでしょうけど、年を取ると体の具合は悪くなりますよ。それはしょうがないと受け入れるしかない。科学技術の力を借りられるところは遠慮なく借りればいいと思うの。科学技術の力を借りていつまでも元気でどう楽しめるか。そういうことを考えて生きたいなと思っています」と持論を語った。

 さらにMCが「今後の活動や夢をお聞かせください」と聞くと、楠田は「できれば2061年まで生きていければいいと思うの。私は109歳になっていると思うんですけど、次回のハレー彗星が見たいんですよ。前回は1985年か86年のことでした。そのときに私は観測をしました。次のハレー彗星は2061年ですよ。それを見たいんですよ。天文学者の仲間と観測に行って、ハレーを眺めながら再会を祝って乾杯するワインも特別なものを準備してあるの。そして多分、テレビでハレー特番をやると思うんですよ。ゲストで出していただいて『前回のハレー彗星はね』と語りたいんです」と目をキラキラとさせながら語っていた。

 日本補聴器工業会は国内・海外のメーカー合わせて11社が加盟。補聴器の普及促進と適正な供給に努めている。

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