9月23日、有明セントラルタワーホールで開催されるShadowverse（シャドウバース）の大型大会「RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS」のサイドイベントとして、お笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタルがプロデュースした「邪道バース」（Nintendo Switch「スーパー野田ゲーWORLD」に収録）の大会が開催決定。ゲーム開発者としても注目を浴びる野田に、「邪道バース」に込めた思いや、シャドウバースの大型大会に参加することへの意気込みを聞いた。

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――スーパー野田ゲーWORLD（邪道バース）がリリースされて約1か月がたちましたが、反響はいかがですか？

「この前お台場のダイバーシティでイベントをやっていまして、1か月くらいジャックさせてもらって、実際行って、みんなで『スーパー野田ゲーWORLD』をやったんですけれども、この世で一番平和な光景だったなと思って。その時に本当作ってよかったなと思って、遊んでる子供がすごくはしゃいでくれるし、大人も夢中になってくれたし、うれしかったですね。作ってよかったなと本当に心の底から思いましたね」

――ゲーム開発者としてどんな思いで開発されましたか？

「僕の夢はもう、『野田ゲー』が独り立ちしてほしいぐらいです。自分のこと知らない人、マヂカルラブリーのこと知らない人、野田のこと知らない人でも、野田ゲーをやっていてほしいんです。それが僕の最終目標です。それがちょっと垣間見える瞬間が出てきているので、それがうれしいです。

　あと、芸人のゲームなんですけれども、芸人のアイデアを使ったゲームであってほしいなと思ったんです。芸人のゲームではあるんですけれども、『面白そうなゲームを作れるんだ』」って思ってもらいたかったので、そういう意味では今回はフルでアイデア出すことはできたので満足は行っています」

――開発中、一番苦労した点は何ですか？

「苦労した点はやっぱり時間がなかったことですかね。どれぐらいの期間でこのゲームが出来上がるかが全く見積もり出せなくて。どのゲームから作っていこうとか着手する順番とか。『スーパー野田ゲーPARTY』のときはわりとノリで作っていたのが、今回はそれができない瞬間がちょくちょく出て、リアルにちょっと大人の事情を感じました（笑）。リアルにお金が集まっていったので、なんとなくじゃあもうできないレベルにはなった（笑）」

――開発者としてゲーム業界の将来はどうなると思いますか？

「誰に聞いてるんですか（笑）。アイデアがあってもゲームが作るのはお金がかかると思って。ゲームを作る全員、壁はそこなんですよ。僕もそうだったし。僕の場合はクラウドファンディングっていうちょっとした抜け道はあったとはいえ、それでも足りてないってなったときに、アイデアでゲームを膨らませるしかなくなってくると思って。もうアイデア勝負だなっていう時代になってきそうですよね」

――「邪道バース」をどんな人に楽しんでほしいと思いますか？

「邪道バース（ジャドバ）を作る上で、一番に掲げたのが、初心者がシャドウバースのプロに勝つってことなんですよ。絶対そういうゲーム作ろうって思って始めたんですけれども、意外にシャドウバースをやっている人が結構やり込んでくれたりして、それもうれしかったです。シャドウバースを1回もやったことない人がジャドバから入ったって言ってくれることが一番うれしいです。

　ジャドバに関してはシャドウバースを1回もやったことない人がやれるように作ろうと思ったので、難しい要素を全部抜いたんですよ。シャドウバースにおいていろんな効果がある中の分かりやすい効果だけを残したり、クラスも分かりやすいクラスだけを残したりしています。

　あと、ジャドバは邪道部分でゲームを楽しんでほしいんですよね。ただ、邪道バース内では、邪道は勧めてないんですよ。この世界観は絶対に守ろうと思って。ルール説明に邪道の方法は書いてないんですよ。邪道はこっちだって推奨してませんから（笑）。こっちは公認しないというふうにしたかったので、イエローカードっていうシャドウバースとは関係ない紹介のつき方が別に用意されているっていうふうにしましたね」

――1日にどれぐらいゲームをされていますか？

「やれる時間が限られていたんですけども、ただシャドウバースが携帯でできるゲームだってことで、それがとにかくありがたかったですね。僕らはとにかく移動時間しかプレイする時間がなかったので、強いて言うならタクシー乗った瞬間からずっとやっていましたね（笑）」

――邪道バースとShadowverse、どちらのプレイ時間が多いですか？

「シャドウバースの方が勝っていますね（笑）。邪道バースは（Nintendo Switchの）スイッチを入れてやらないといけないので、本腰入れてやるんですけども。シャドウバースをやる回数は多いですね」

――RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALSのサイドイベントとして「邪道バース」のトーナメント戦が決定しましたが、開発者としてどんな対戦を期待しますか？

「邪道しないほうがいいって結論になっちゃいそうだなってなったときに、そこをやめようって思ったんですよ。邪道はしたほうがいい。そうしないと、このゲームが成立しなくなるなって。指摘されてもいいからする『邪道』ってことも含まれてくると、ゲームがもっと難易度上がってくるんですよね（笑）。その計算から邪道ありきのリーサルが見えてくるんですよ。このゲームまだイエローカード1枚使えるから、ここで指摘されてもこのカード出したら、このゲーム勝っちゃうっていう。突き詰めていくと本当にノリでやれないっていうか。どんどん突き詰めることのできる部分が多くて、そこが見たいですね」

――「#マヂカルシャドウバース」のメンバーでRAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS会場での出張配信が決定したとのことですが、お気持ちをお聞かせください。

「いや怖いですよ。この日のためにグラマス（※）に上がったんじゃないかっていう。これグラマスじゃなくて、ランクB、Cとかで席にいたらマジで空き缶投げられると思って（笑）。グラマスまで意地でも行って、グラマス行ってないと成立せんぞっていうのがずーっとあって（笑）。そこのプレッシャーはずーっとありましたね（笑）。一応なんとかグラマスまで行けたのでギリ座ってもいいのかなって思いましたね（笑）」

――野田さん的な「RAGE Shadowverse 2022 Autumn」GRAND FINALSの注目ポイントを教えてください。

「僕自身の注目ポイントで言うと、ようやく戦い方が見えてからのRAGEへの参加なので、本当の意味で大会に参加される皆さんのすごさがようやく分かるようになった。理解が深まった上で見れる試合っていうのが楽しいですね」

――GRAND FINALS出場者の方や邪道バースのファンの方に向けて、一言メッセージをお願いします。

「初めて今回参加させてもらい、会場の方に行かせてもらうんですけれども、とにかく今回もうビビりながら参加させてもらうので（笑）、本当に粗相がないようにするので（笑）、良ければちょっと温かい目で見守っていただけるとありがたいなと思っております（笑）。邪道バースの方はまだやられてない方がたくさんいると思うんですけれども、シャドウバースで勝てなかったときのはけ口にもなっていますので、今回負けた方とかいましたら少しでもいいのでジャドバを触れてみてはと思っています」

※ Grand Master（グラマス）とは、「ランクマッチ」でBP（Battle Point）を50000獲得することで到達できるマスターランクの、さらに上のランク

誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現

■RAGE Shadowverse 2022 Autumn
【開催概要】
日時：2022年9月23日11:00～20:30（10:00開場）
場所：有明セントラルタワー3F・4F
（東京都江東区有明3丁目7-18 有明セントラルタワー）
「東京ビッグサイト駅」徒歩4分（ゆりかもめ線）
「国際展示場駅」徒歩5分（りんかい線）

直前みどころ紹介 10:40
開演 11:00
終演 20:30
※配信状況により、終演時間が変更する可能性があります

■RAGE 邪道バース 2022 Autumn
日程：2022年9月23日
参加資格：
「Shadowverse Tournament Navigator」からのエントリーが可能なこと
「スーパー野田ゲーWORLD」がインストール済みで、プレイできる端末（Nintendo Switch）を当日持参できること
定員：64名
大会フォーマット：
シングルエリミネーショントーナメント
BO1（決勝戦のみBO3）

エントリーURL（20日23:59締切）：
https://rage-esports.jp/shadowverse/2022autumn/gf/sideevent_jadowverse” https://rage-esports.jp/shadowverse/2022autumn/gf/sideevent_jadowverse