【電波生活】「ナイトスクープ」秘書・増田紗織アナが明かす松本人志の魅力 「鋭さに驚きます」

注目番組や人気番組や出演者の舞台裏の魅力を探る企画。今回は放送35年目に入った朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」(関西地区は金曜午後11時17分、他の地区は公式HP参照)で松本人志探偵局長の秘書を務める増田紗織アナウンサー。過去3人の秘書はタレントだったが、2019年に新人アナながら女性アナ初の秘書として4代目に起用された。増田アナに番組への思いや心掛けていること、さらに松本の魅力を聞いた。松本の魅力にはプロデューサーの近藤真広氏も参加して語ってくれた。

「探偵!ナイトスクープ」の秘書役の増田紗織アナ【写真:(C)朝日放送テレビ】
「探偵!ナイトスクープ」の秘書役の増田紗織アナ【写真:(C)朝日放送テレビ】

番組Pも松本絶賛「意外に感動系もお好き」 初代と2代目局長兼ね備えたイメージ

 注目番組や人気番組や出演者の舞台裏の魅力を探る企画。今回は放送35年目に入った朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」(関西地区は金曜午後11時17分、他の地区は公式HP参照)で松本人志探偵局長の秘書を務める増田紗織アナウンサー。過去3人の秘書はタレントだったが、2019年に新人アナながら女性アナ初の秘書として4代目に起用された。増田アナに番組への思いや心掛けていること、さらに松本の魅力を聞いた。松本の魅力にはプロデューサーの近藤真広氏も参加して語ってくれた。(取材・文=中野由喜)

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「『ナイトスクープ』の秘書をさせていただけると聞いたときは本当に驚きました。ただ当時は入社半年。よくも悪くも怖い物知らずの新人でしたので、とにかく、とってもうれしかったです。秘書に決まった後、新局長の松本さんにごあいさつにうかがったのですが、その時の松本さんのオーラがまぶしすぎて、すごく緊張しました。その時、初めて松本さんの隣に座って秘書としてご依頼の手紙を読む役割の大きさと責任を一気に感じました」

 それから約3年。今の思いはどうだろう。

「当初から私の気持ちは変わっていません。私らしい秘書でいようと前向きな気持ちでいます。他の番組のロケ先、取材先で『ナイトスクープ見ていますよ』とよく声をかけてもらえるようにもなりました。最初は秘書になってうれしいという気持ちでしたが、今はお声を掛けていただけることで、秘書という立場の責任もしっかり感じ、番組の一員として頑張ろうと日々思っています」

 増田アナらしさとは。

「私はVTRを収録のときに初めて見るんです。ですから、ものすごく新鮮な気持ちで大爆笑したり、号泣したり、カメラを忘れてしまうこともあります。素直な自分が出ていると思います」

 依頼を紹介する際のまろやかで優しい声が印象的。癒される視聴者も多いはず。現場からも「素直さがいい」という声が聞こえる。心掛けていることは何か。

「プロデューサーさん、ディレクターさんにも言われていることですが、探偵局に手紙が届き、それを初めて読んでいる感覚を大切にすることです。下読みはしますが初めて読んだ時の自分の感情、気持ちがどう動いたかを大切に、忘れないようにして読むようにしています。あとはこの番組は依頼者さんのおかげで成り立っていますので、その大事な依頼者の方のお手紙という思いで読んでいます」

 続いて松本人志の魅力を聞いてみた。

「本当に優しいです。放送で使われなくても『増田さんはどう思う?』と話を振ってくださいます。私はいい感じの返事ができず、まだまだですが、そうやって振ってくださることもありがたいですし、どんな返しをしても松本局長がしっかり受け止めて面白くしてくださいます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさん勉強させていただいています」

 最も勉強になることも聞いてみた。

「VTRひとつにも着眼点が鋭いです。そこまで見ていたんだと、その鋭さに驚きます。すごく細かいところまで見ています。たとえば傾斜45度の坂道を上れるかを試すため、人工的な坂道を造り、助走をつけようと後ろから走る場面に、松本さんが『後ろがすごくゴチャゴチャしていたね。あそこの物をどかせばよかったのに』と。そこまで見ているんだと、ただただ、すごいと思いました」

近藤プロデューサーも語る松本の魅力「本当に細かいところまで目がいっています」

 松本の魅力の話題には取材に同席した近藤真広プロデューサーも参加してくれた。

「後ろに映っている人形とか、周りの音とか、普通にVTRを見ていても気付かないようなこと、本当に細かいところまで目がいっています。あと一番の『ナイトスクープ』ファン。局長になる前、昔から好きでよく見てくださっていて昔の依頼も覚えています」

 近藤氏が感じる松本の魅力はまだある。

「松本局長は3代目ですが、初代の上岡龍太郎さん、2代目の西田敏行さんの両面を兼ね備えた人というイメージです。上岡さんは芸人さんですからお笑い的な部分や中途半端な調査には怒る厳しい部分がありました。西田さんはとにかく泣く。そんな話で泣きますか、というくらい泣くし、一般の依頼者の目線で温かく見守る局長でした。この両面を松本さんは持っていると思っています。決して西田さんのように涙を流すことはありませんが、意外に感動系もお好きなんだなあという印象です」

 ここで増田アナが感じる番組の魅力も聞いた。

「今の時代は疑問があればネットで検索して数秒で解決できる時代。それでも30年以上前と変わらずに番組へのご依頼を探偵さんが解決しようと真剣に努力しています。その姿に見る方が大笑いしたり、感動してくださっています。変わらないことがこの番組の最大の魅力だと思います」

 最後に増田アナが番組に依頼したいことがあるか聞いてみた。

「私は4歳から小4まで父の転勤のためニューヨークで暮らし、小1のときに副担任のアメリカ人女性の先生と交換日記をしていました。たわいのない日常を書き、すごく楽しくて英語の勉強にもなりました。私にとって大切な日記でしたが2年生になるとき、その先生が辞めてしまったんです。その交換日記を返してもらっていません。私にはすごく大切な思い出。いつか先生を捜して交換日記を返してほしいという依頼ができたらと思います」

 昔は「ナイトスクープ」も海外ロケがあったという。コロナ禍だが、いつか増田アナが自分で自分の依頼文を読み、アメリカに行って交換日記を返してもらう日が来ることを期待したい。

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