立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ～K-1フェザー級世界最強決定トーナメント～」は11日、福岡国際センターで行われ、ムエタイ7冠でK-1デビュー戦となった石井一成が藤田和希を3R・KOで撃破。鮮烈なデビューを飾った。

　K-1にニュースター候補が現れた。石井が鮮やかに倒し切った。

　2Rの開始早々、右ストレートから返しのフックを当て、藤田からダウンを奪う。確かな破壊力とスピードだ。

　そして3Rには右ストレートで藤田を下がらせると、一気に前に出て左右の連打。最後は右ストレートで倒し切った。怒とうのラッシュでKOフィニッシュ。ムエタイ7冠の実力を高らかに示した。

　試合はABEMAで中継されたが、視聴者からは興奮の声が。「強い。ほんまに強い」「衝撃KOおめでとうございます」「いやぁーすごいわ。ハマる。武尊みたい」「石井一成強すぎた。ムエタイルールと全く違うのにうまく適用してるな」「戦慄デビュー」などと盛り上がっている。

　23歳の石井は、キッズ・ジュニア時代から数々のタイトルを総なめにし、ムエタイの強豪として注目を集めた。高校入学後にムエタイの本場タイに渡り、現地でも活躍。在学中にTrue4Uフライ級タイトルを獲得。この日がK-1デビュー戦だった。