SteelSeries新製品がゲーマーの“課題”解決 長時間プレイとデスクのスペース確保を実現

7月26日、都内にてSteelSeries(スティールシリーズ)による新製品記者発表&体験会が行われた。スティールシリーズCEOのエティシャン・ラバーニ氏も登壇し、新製品の注目ポイントを語っている。

スティールシリーズCEOのエティシャン・ラバーニ氏【写真:ENCOUNT編集部】
スティールシリーズCEOのエティシャン・ラバーニ氏【写真:ENCOUNT編集部】

新製品記者発表&体験会を7月に実施

 7月26日、都内にてSteelSeries(スティールシリーズ)による新製品記者発表&体験会が行われた。スティールシリーズCEOのエティシャン・ラバーニ氏も登壇し、新製品の注目ポイントを語っている。(取材・文=片村光博)

 当日はラバーニCEOに加え、VPのディクソン・リー氏、スティールシリーズジャパンのカントリーマネージャー・石井靖人氏も登壇。さらにゲストとしてプロeスポーツチームREJECTからReita とtakej、FOR7からUnEeVeNとFuも参加し、MCをOooDa、YamatoNの両名が務めた。

 紹介された新製品は、ゲーミングオーディオに革新をもたらすハイエンドヘッドセット「Arctis Nova Pro」「Arctis Nova Pro Wireless」、そして従来比60%の小型化を実現した世界最速キーボード「Apex Pro Mini」「Apex Pro Mini Wireless」だ。

 ラバーニ氏は「今私たちが作っている製品は、ゲーマーの抱える問題を解決するというところから始まっています」と基本理念を説明し、「Arctis Nova Proは、一番大きな問題を解決しようと開発しました。長時間ゲームをしているとき、最も重要なのは心地よさ。軽くて違和感がないことが大事なんです」と紹介してくれた。

 実際に着用してみると、頭部へのストレスを極めて小さくしていることを感じられた。その上で実感したのは、高性能なノイズキャンセリングだ。雑音を全てシャットアウトしつつも、語りかけるラバーニ氏の声はしっかり聞き取ることができた。ラバーニ氏は「ノイズキャンセリングには、2種類があります」と前置きした上で、次のように説明している。

「一つは、周辺の音に対するノイズキャンセリング。飛行機に乗るときは全て聞こえない方がいいですが、自宅では例えばお母さんの呼んでいる声を聞きたいので(笑)、少し違う状況になりますよね。パソコンのファンの音やエアコンの音は遮りますが、本当に何も聞こえないと怖い部分もある。だから、必要な音は聞こえるように設計しています。

 もう一つのノイズキャンセリングは、マイクにあります。誰かとゲームをしているとき、キーボードの『カタカタ』という音がチームの仲間に聞こえてしまうと困りますよね。マイクのノイズキャンセリングにはAIが入っていて、キーボードの音だけでなく赤ちゃんの泣く声も、マイクの向こう側には聞こえないようにしています」

 Arctis Nova Proは、他にもゲーマーだからこそ抱える問題を解決している。3つのサウンドプロファイルを独立させ、ゲームの音、チームメートの声、そして自分の声の3つに全て違った設定を適用することが可能。さらに新型DACアンプ「GameDAC Gen2」と接続することによって、PCだけでなくコンシューマーゲームでもArctis Nova Proを使用でき、コードの切り替えなどをすることなく、シームレスにハードを変換可能となっている。ラバーニCEOは「いいでしょう?」と目を輝かせ、「こうした問題の全てが、このヘッドセット一つで解決できるんです」とArctis Nova Proの先進性を語ってくれた。

 そして、もう一つの新製品が「Apex Pro Mini」だ。プロeスポーツ選手からも高い人気を誇る「Apex Pro」シリーズから、フルサイズ比で60%のコンパクトデザインとなって登場した。独自スイッチ「OmniPoint 2.0」によってアクチュエーションポイント(キーボードの反応する深さ)を細かく変更可能で、キーボードを使い分けるという煩雑さからユーザーを解放してくれる。

「私たちは、多くのゲーマーが3つくらいのキーボードを使っているという問題を解決しようと思いました。彼らは例えば、FPS用、RPG用、仕事用といった形で分けていた。なぜなら、FPSでは少しのタッチで反応してほしいですが、仕事で使うWordやExcelでそんな設定にしたらミスタイプが頻発してしまう。OmniPointは、それまで既定でしかなかったアクチュエーションポイントを、自由に設定できるようになっているんです。一つのキーボードで、全てに対応できます」(ラバーニ氏)

 そしてもちろん、Apex Pro Miniが誇るコンパクトさも、ゲーマーのニーズをしっかりと見据えている。プロeスポーツ選手を見ていると、プレイ中のキーボードを置く形や姿勢はさまざまだ。一般的な置き方から90度傾けていることも珍しくなく、コンパクトなキーボードはデスク上の自由度が増してくれる。プロではなくとも、コアなゲーマーはその恩恵を実感できるはずだ。

「Apex Pro Miniはサイズが60%になったことで、特殊な姿勢でのプレイも容易になりますし、大会にも持っていきやすくなりました」とラバーニ氏。eスポーツシーンで長く愛され、寄り添ってきたSteelSeriesだからこその視点と工夫だと言えるだろう。

 Arctis Nova ProとApex Pro Mini。2つの新製品を力強くプレゼンしたラバーニ氏は、次のように呼びかけた。

「このように、私たちはゲーマーの課題を解決しようとしてきました。今のところ、(海外で発売済みの)Arctis Nova Proはすごく喜んでもらっていますし、Apex Pro Miniも気に入っていただけたらうれしいですね」

 有線モデルの「Arctis Nova Pro」「Apex Pro Mini」は8月5日から販売開始。ワイヤレスモデルの「Arctis Nova Pro Wireless」「Apex Pro Mini Wireless」は9月2日から、全国の家電量販店およびAmazon.co.jpにて順次販売開始で、予約受付中となっている。

次のページへ (2/2) 【写真】REJECT所属ストリーマーのShomaru7氏と笑顔でポーズを取るエティシャン・ラバーニ氏
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