女優の吉岡里帆が主演を務める舞台「スルメが丘は花の匂い」の公開ゲネプロおよび初日会見が22日、都内で行われ、吉岡のほか伊藤あさひ、鞘師里保、ふせえり、作・演出を手掛けたかもめんたるの岩崎う大が出席した。

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　吉岡と初共演を果たした鞘師は「最初から上品で知性のある方だと思った」と印象を明かしつつ、「でもおっちょこちょいが垣間見られた」とにんまり。「舞台で着るベースボールのユニホームを前後真逆で着ていて『苦しい……』と言っていた（笑）」と暴露した。

　続いて岩崎も「里帆ちゃんは運動神経が悪い。演出で『簡単に動いて』と言えなくなった。あんまり見ちゃいけないのかな」と打ち明ける。吉岡自身は運動神経が悪いと自覚しておらず、「きびきび、ちゃきちゃき動いている」と主張。しかし、共演したふせは「全然違う……」とそれを否定し、笑いを誘った。

　また、伊藤が「吉岡さんは『お腹が空いた』と言うと、それに反応して自分が持っている食べ物をくれる」というエピソードを披露。吉岡は「もうちょっといい話なかった？　恥ずかしい」と照れていた。

　シンデレラや浦島太郎など童話の登場人物が生まれる不思議な世界に迷い込んでしまった、会社員の縁 緑（えにし・みどり／吉岡）。緑の登場により世界が混乱し、物語を成立させようと登場人物たちが奮闘するというストーリー。作・演出は、かもめんたるの岩崎う大が担当した。

　舞台の内容にかけ、好きな物語について質問を受けた吉岡は「不思議の国のアリスですかね。いろんな物語に派生するパワーがある」と回答。続いて鞘師が「物語ではないけどシルバニアファミリーのお家で暮らしたい」と話すと、吉岡は「シルバニアにいそう！　ほわっとしているし、かわいい。ミニチュアで欲しいかも」と大盛り上がりだった。

　舞台は7月22日から31日まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演され、8月には大阪など6か所を巡る。