楽天・三木谷浩史会長が“サステナブル意識”語る「避けては通れない」「義務でもある」
楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史が21日、都内で行われた「楽天EXPO2022」にて講演を行った。
「楽天市場」出店店舗を対象に講演を実施
楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史が21日、都内で行われた「楽天EXPO2022」にて講演を行った。
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今年25周年を迎えた楽天グループ。三木谷会長は「インターネットがよちよち歩きのところからここまで来ました」とあいさつをしつつ、「ロシアとウクライナの戦争であったり、コロナであったりと不安な環境があります。3週間くらい前にウクライナ復興会議に参加してきました。もし、インターネットがなければロシアの侵攻も違った結末を迎えていたかも知れません。ウクライナはデジタル化をすさまじい勢いで進めようとしています。パスポート、納税、投票、貨幣。思い切った踏み込みをしようとしています。そこに世界の未来が見えるのかなと思っています」と語った。
また三木谷会長は「インターネットショッピングの日本のシェアは現在7、8%くらいですが、将来的には20%を越えてくると思います」と見据えつつ、「楽天グループが提供しているサービス、各店舗さんが提供しているサービスや商品にどこに価値があるのか、見直して再整備していくことが重要になってくるのかなと思います」と言及した。
ブランド・ジャパン2022で「楽天市場」はトップ5入りを果たしている。三木谷会長は「さらによくしたい。安全にしたい。便利にしたい。そのときに避けて通れないのが環境問題だと思います。世界各国で40度を上回る異常気象を考えると、それぞれが当事者意識を持ってやっていく必要がある。経営者の一人一人がサステナブルの意識を持つ。これは義務でもあるし、マーケティングでもある。消費者の皆さんにアピールしていったらいいのかなと思います」と述べた。
さらに三木谷会長は「楽天グループとしてはインターネット業界のリーダーとして、思い切った策も皆さんと一緒にやってきました。でも、この25年間、一貫して変わらないのは、我々にとっては店舗さんがすごい大切だということです。皆さんもよし、お客さんもよし、楽天グループもよし。こういうWin-Win-Winの関係を作っていきたいと思っています。一緒に頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」と「楽天市場」出店店舗をねぎらった。
「楽天EXPO2022」は、「楽天市場」出店店舗を対象に、楽天から事業戦略を共有し、店舗同士のつながりの場を提供するイベント。会場には約1500人が集まり、オンラインでは約25000店舗が参加した。