ボクシングへ転向する那須川天心が、武尊との“世紀の一戦”を終えて初めてのYouTube動画を投稿。武尊に抱いていたライバル心や、試合を終えての感慨などを語っている。

「ただいま！」と題した、約3か月ぶりのYouTube動画。「ワーってなるポイントが多すぎて、入場式もそうですけど、すごかったっすから。全てが桁違いでした」と、約6万人が詰めかけた「THE MATCH 2022」を回顧しつつ、武尊への思いを続けている。

「武尊選手がいなかったら今回の興行も成り立っていなかっただろうし、武尊選手がずっと勝って活躍してくれていたから、俺も負けたくないなって。存在は大きかったです。お互いに相当な負けず嫌いですから、一切口にしなかったり、俺別に興味ねえよ！　ってのもあったし。本当はめちゃめちゃ、向こうが活躍してると『なんだよ、くそ！』みたいな」

　終わったからこそ言える、強烈なライバル心。「6年？　7年？　ありがとうございましたと言いたいっすよね」と振り返り、次のように感慨を口にした。

「交わるのにそんなにかかったんけど、試合は10分。本当に終わったんだなと。日がたつごとに思うんです。試合の内容的にも、どっちが勝った、どっちが負けたって言い争いにならずというか、ちゃんと誰が見ても分かるようにって対策も取っていた。それでちゃんと終わらせることができたっていうのはいいですけど」

　最後には「お互い主人公だと思うし、勇者だと思いますよ」と、武尊へのリスペクトをあらためて述べた天心。ボクシングでの“第2章”への意気込みも新たにしていた。