ボクシングの世界バンタム級3団体統一を成し遂げた井上尚弥（大橋）が8日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われた舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の初日記念レッドカーペットイベントに登場した。井上は「世界的な作品を日本で、日本人キャストで見れることにわくわくしています」と声を弾ませた。

　本作は、ハリー・ポッターシリーズの原作者であるJ.K.ローリング自ら原案を練り上げ、「家族、愛、喪失」をテーマにハリー・ポッターの19年後の新たなストーリーを舞台化した作品で、アジア初上演。藤原竜也、石丸幹二、向井理がトリプルキャストでハリーを演じ、この日上演される初日公演では藤原がハリーを演じる。

　スーツ姿でレッドカーペットに登場した井上は、司会を務めたTBSの宇賀神メグアナウンサーから「まずは3団体統一おめでとうございます」と祝福され笑顔を見せた。試合から1か月がたち、「気持ちと体を休めながら、つい先日トレーニングを再開しました」と報告した。

　宇賀神アナから「物理最強の井上選手ですが、どんな魔法を使いたいか」と質問されると「もっと強くなる魔法」と回答。宇賀神アナは「これ以上強くなったら……」と目を丸くしたが、「まだ強くなる欲を持ちながらトレーニングをしているので、そんな魔法があれば」と探求心をのぞかせていた。