乙武洋匡氏、政策五本柱を発表 渋谷センター街に事務所開設 ひろゆき氏も登場

今夏の参院選東京選挙区(改選数6)に無所属で立候補予定の作家・乙武洋匡氏が19日、都内で政策発表イベントを開催した。

政策発表イベントに出席した乙武洋匡氏(右)とひろゆき氏【写真:ENCOUNT編集部】
政策発表イベントに出席した乙武洋匡氏(右)とひろゆき氏【写真:ENCOUNT編集部】

東京選挙区(改選数6)は激戦の見込み

 今夏の参院選東京選挙区(改選数6)に無所属で立候補予定の作家・乙武洋匡氏が19日、都内で政策発表イベントを開催した。

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 冒頭で乙武氏は「どんな境遇の人でも、不慮のアクシデントに遭っても、誰もがチャレンジしていける、そういう社会にしていきたい」と、改めて決意を語った。

 政策について「生きづらさを抱えている方々の声を聞いて、ぎりぎりまで考えた」とし、五本柱を発表。「『育てる』をあきらめない」「『福祉』をあきらめない」「『経済』をあきらめない」「『東京』をあきらめない」「『多様性』をあきらめない」を挙げた。さらに、手話の公用語、同性婚による婚姻の平等、選択的夫婦別姓の導入などを掲げた。また、当選した場合の行動指針について明かし、無所属議員として個々の政策課題に関して超党派の議連を作り、与野党の議員と連携していく方針を示した。

 また、東京・渋谷センター街に事務所を開くことを発表。乙武ミュージアムや参加型アート、配信スタジオを併設するといい、「ふらっとのぞきに来てもらい、楽しんでもらいたい」と語った。

 イベントには、「2ちゃんねる」開設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏がゲスト参加。乙武氏が掲げた政策について、乙武氏に詳しい説明を聞いていった。

「五体不満足」の著者で知られる乙武氏は、2016年夏の参院選に自民党公認で出馬準備を進めていたが、週刊誌に不倫問題を報じられ、一度は出馬を断念。政界進出は悲願で、今年5月に会見を開き、「やっぱり諦められませんでした」と出馬を表明していた。

 22日公示、7月10日投開票の参院選。東京選挙区は有数の激戦区になることが予想されている。自民党の朝日健太郎氏、立憲民主党の蓮舫氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏といった現職4人に加え、自民が元「おニャン子クラブ」でタレント生稲晃子を擁立予定。立民の松尾明弘氏、日本維新の会の海老沢由紀氏、ファーストの会代表の荒木千陽氏、れいわ新選組代表の山本太郎氏らが立候補を予定している。

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