結婚相談所に入会する20代男性が増加 業界最大手が分析「若い世代の出会いの場が減少」

日本最大の結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」を運営するIBJは19日、直営・加盟結婚相談所における会員の増減率を公開した。パンデミック前に比べ、20代の入会が約5割増加したことを報告した。

結婚相談所に入会する20代男性、コロナ前に比べ増加(写真はイメージ)【写真:写真AC】
結婚相談所に入会する20代男性、コロナ前に比べ増加(写真はイメージ)【写真:写真AC】

20代女性も151%増加

 日本最大の結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」を運営するIBJは19日、直営・加盟結婚相談所における会員の増減率を公開した。パンデミック前に比べ、20代の入会が約5割増加したことを報告した。

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 日本結婚相談所連盟とは、全国約3221社の結婚相談所と、7万7000人超の会員をネットワークでつなぐ、結婚相談所ネットワークだ。

 今回の調査では、2018年1~12月と21年1~12月の日本結婚相談所連盟の会員数のデータをもとに結果を公表。20代の入会が50%増え、特に男性会員が入会したという。(男性161%、女性151%、全体153%)また、都心部への人口流入により、地方での出会いが減少していることも指摘した。

 20代男性が増加した要因として「コロナ禍、飲み会や合コン等、若い世代の出会いの場が減少した」「マッチングアプリや婚活パーティー利用者のうち、より真剣度が高い方が結婚相談所を検討」「オンライン化に伴い活動のハードルが軽減、すき間時間やおうち時間での活動が可能になった」といった理由を挙げている。

 20代会員が特に増えた地域は東北(4倍)、甲信越(3.1倍)、四国(3.6倍)、九州・沖縄(2.9倍)といった地方。その原因については「都市部への人口流入により、地元での出会いが減少したこと」「都市部よりも初婚年齢が低く、早期に結婚を意識する傾向があること」「都市部はもともと20代の会員数が多く、増減率で比較すると変化が表れにくいこと」と分析している。

次のページへ (2/2) 【表】東北では4倍、四国では3.6倍に IBJが公表したコロナ前との会員数比較
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