女優の今田美桜が主演を務める日本テレビ系水曜ドラマ「悪女（わる）～働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？～」（午後10時）の第5話が11日、放送された。謎の女・峰岸の過去や本音が明かされ、SNSには「ますます面白くなってきた！」と次の展開を期待する声が多数上がっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります。）

　やる気と根性だけは人一倍ある底抜けに明るいポンコツ新入社員・田中麻理鈴（今田）の今回の異動先は、営業四課。課長の三島（山口智充）が率いるこの課は残業禁止、課内恋愛禁止をかかげており、仕事を効率よく行うことを徹底している。「いずれは社内恋愛禁止を提案する」と話す三島に、“T・O”さんこと海外事業部の田村収（向井理）に近づきたい一心の麻理鈴は、「ありえません！　絶対、反対です」と不満げな表情。謎多き先輩社員・峰岸雪（江口のりこ）も「社内恋愛は、身を滅ぼす」と出世100か条を授けるも、田村に夢中な麻理鈴は「やなの出てきちゃったなぁ」と浮かない様子。恋は仕事のパワーになると言い切り「そういえば“T・O”さん、オウミでは割と有名な方みたいです。何か聞いてません？」と相変わらず田村の情報収集に余念がない麻理鈴を、峰岸は「知らない」と突っぱねる。

　そんな中、四課が進めていたバレンタイン企画にトラブルが発生。残業禁止をかかげているがそれは“社内に残っていない”というだけで、退社後も出社前も密にコミュニケーションを取り仕事を進めるメンバーたち。その仕事ぶりに「みなさんすごい……」と感化された麻理鈴もどんどん仕事にのめり込み、田村さんのこともすっかり忘れて仕事にまい進する。生活が仕事一色になり、忙しすぎて自分を見失っていたと落ち込む麻理鈴。クリスマスの夜、田村と峰岸が仲良さげに歩いている場面を目撃し、「どういうことですか。“T・O”のこと知らないって言ってましたよね」と峰岸を問い詰めてしまう。田村との関係を否定する峰岸だったが、その言葉を信用できない麻理鈴。ある日、峰岸の元部下である小野忠（鈴木伸之）から、峰岸が島田専務と不倫をしているといううそのうわさをばらまかれたため失脚したことを知らされ、自分の浅はかな行動を反省するのだった。

　課内恋愛禁止を掲げていた四課だが、ひょんなことから麻理鈴は課内のメンバー全員が“課内恋愛”をしていることに気がついてしまう。それだけでなく三島の体調が思わしくないことも気になっていた麻理鈴は、暗礁（あんしょう）に乗り上げたバレンタイン企画を自力でまとめ上げ、「仕事が好きすぎる」「仕事以外の自分の時間が持てていない」と言う四課の問題を解決する。

　無事プロジェクトを成功させホッとした麻理鈴だったが、峰岸と田村の関係については解決しないまま。誰かとうれしそうに電話をしながら高級ホテルに入っていく峰岸を見かけた麻理鈴は、思わず後をつけ「島田専務ですか？　スキャンダルで失脚しても忘れられないくらい好きだったんですか？　『社内恋愛は身を滅ぼす』って、実はあれ峰岸さん自身のことですか？」と問いただす。そんな麻理鈴を峰岸は「いい加減にしなさい！」と一喝する。

　初めて感情をあらわにした峰岸に、本音が知りたくてわざと無礼を働いたと明かす麻理鈴。峰岸は、自分の“大事な人”は田村でも島田専務でもないことを打ち明け、「（それが誰なのかは）内緒。“極上の関係”」と意味深にほほ笑む。田村とコソコソ会っていたことも「表沙汰にしたくない計画がある」ためと説明し、「今度、田村さんが帰ってきたら3人で会う席を作る」と約束し、麻理鈴を追い払う。

　峰岸の“極上の恋人”が気になって仕方がない麻理鈴は、そのままホテル内で峰岸を追跡することに。そこに現れたのは、人事部の夏目聡子（石田ひかり）。夏目と落ち合った峰岸は、「見栄張っちゃった。今から『極上の恋人に会う』って、田中さんに」とポツリ。島田専務とは本当に何もなかったが、一方的に思いを寄せていたことは事実と告白し「だから噂を否定できなかった。今は完全に吹っ切れたんで、また一緒に働いていますけど」と笑みを浮かべる。さらに「ちょっと羨ましい気もします。田中さんが。好きな人を追いかけて、夢中で頑張れちゃう姿が」と続ける峰岸に、麻理鈴も複雑な表情を浮かべる。

　長らく“謎の女”として描かれてきた峰岸の過去や本音が明かされた第5話。SNSでは「江口のりこさん！カッコよかった～」「ますます面白くなってきた！」と今後の展開に期待する声が多数上がっている。さらに、ずっと犬猿の仲だった田中と麻理鈴の関係にも進展が。病院で寝ぼけている麻理鈴にハグをされてから彼女を意識してしまう小野の様子に、SNSは「小野忠、好き感溢れる微笑みこぼしちゃって可愛いじゃねーか！！」「何だかんだ言って麻里鈴気になってるし」と盛り上がっていた。