バッドボーイズ佐田、バイクブームけん引 「お前のせいで旧車の値段が上がった」と“苦情”も

カワサキ350SSマッハIIとポーズを決めるバッドボーイズ佐田【写真:(C)渡辺昌彦/「佐田のホビー」(KADOKAWA)】
カワサキ350SSマッハIIとポーズを決めるバッドボーイズ佐田【写真:(C)渡辺昌彦/「佐田のホビー」(KADOKAWA)】

現在の愛車は3台 「馬にまたがっているような感覚」

 もちろん、バイクファンの拡大は歓迎している。「やっぱりバイクに乗っている様子が楽しそうに見えるみたいですね。友達とツーリングに行きたいという人たちが多いです。好きなことを共有してくれる人がいっぱいいるということは情報交換もできますし、話もできて、仲間も増えるというか、こんなカスタムのやり方があるんだとか、勉強にもなります」と、笑顔を見せた。

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 現在の愛車は、80年式ヤマハXJ400、80年式カワサキZ750FX、1973年式のカワサキ350SSマッハII。

 バイクの魅力について、「むき出しで運転できる、風をしっかり浴びられるところですかね。車よりバイクのほうが身を削っているというか、馬にまたがっているような感覚がします。2スト(2ストロークエンジン)のマッハだったり、そういったものに乗っていると、振動がすごいんですよ。車では足で踏むものがバイクは手で握れる。全然違いますね」と説明。さらに、気候や四季の変化が、乗り手の五感を刺激する。「風とか匂いとか、温かいときは気持ちいいし、寒い時期はつらいし、季節を感じるし、自然とぶつかり合っている感じですよね」と続けた。

 何年乗っても、飽きることはない。むしろ、愛着は深まる一方だ。若い頃と比べて、好きなこともできるようになった。

「全然変わりましたよね。若い頃はやっぱりカスタムしたくても、全部をカスタム費に充てれなかったりするじゃないですか。大人になって、40過ぎてくると、お金に余裕ができてくるというか、好きなものにちょっとお金をかけれるようになりました」

 知れば知るほど、奥深いバイクの世界。「カスタムすると、見せたいし、乗りたいし」。その少年のような心がまた、多くのバイクファンを引き付けていく。

□佐田正樹(さた・まさき)1978年9月13日、福岡県生まれ。97年、清人とお笑いコンビの「バッドボーイズ」を結成。ツッコミを担当する。自伝的小説「デメキン」が、映画化やコミカライズされるなど、ロングヒット。YouTubeチャンネル「SATAbuilder’s」で趣味やDIYを楽しむ動画が人気を博し、そのホビースタイルやライフスタイルにも注目が集まっている。

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