「メイウェザーのサウスポー版」 24歳の米王者をESPNが絶賛「世界でベスト10の1人」

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦が4月30日(日本時間5月1日)、米ラスベガスで行われ、WBO王者シャクール・スティーブンソン(米国)が3-0の判定で、WBC王者オスカル・バルデス(メキシコ)を破り、2団体統一に成功した。米記者は「メイウェザーのようなディフェンス」と絶賛している。

オスカル・バルデスを破ったシャクール・スティーブンソン(右)【写真:Getty Images】
オスカル・バルデスを破ったシャクール・スティーブンソン(右)【写真:Getty Images】

バルデスとの無敗対決制し、WBC&WBO2団体統一

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦が4月30日(日本時間5月1日)、米ラスベガスで行われ、WBO王者シャクール・スティーブンソン(米国)が3-0の判定で、WBC王者オスカル・バルデス(メキシコ)を破り、2団体統一に成功した。米記者は「メイウェザーのようなディフェンス」と絶賛している。

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 注目のビッグマッチはスティーブンソンが完封した。ジャッジ1人が7点差、ジャッジ2人が9点差をつけるワンサイドの内容だった。スティーブンソンはデビューから18連勝。バルデスはプロ31戦目で初黒星を喫した。

 サウスポーのスティーブンソンが終始試合をコントロール。6回には右フックでダウンを奪った。終盤もバルデスの反撃をさばききり、勝利を確信した最終ラウンド終盤は攻めるのをやめ、リングの中で走りながらガッツポーズを繰り出すほどだった。

 見事な勝ちっぷりに、米スポーツ専門局「ESPN」は「バルデスを圧倒し、130ポンドでの頂上対決はまったくのミスマッチであったことが判明した」と試合をレポート。

 記事の中では「プロ18戦を通じて、彼は明らかにパウンド・フォー・パウンドで世界のベスト10ボクサーの1人である」と絶賛している。

 スティーブンソンはリオ五輪で銀メダル獲得後にプロ転向。昨年10月にWBO同級タイトルマッチでじゃメル・へリング(米国)勝利し、団体内のベルトを統一していた。

 まだ24歳と若く将来を嘱望される。レポートの最後には、「彼はフロイド・メイウェザーのサウスポー版のような戦い方で、すでにスポーツ界で最高のディフェンス力を備えている」とし、50戦無敗で“マネー”の異名をとったメイウェザー(米国)級のディフェンス能力だと賛辞を並べている。

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