解散については「仲が良くなってきたので、意外とそこは大丈夫なんじゃないかなと思うんです」と口に。しかし、あいなぷぅは兼ねてから「結婚したらお笑いは引退」と発言しており、「いい相手が見つかったらすぐ解散になると思います。あれはガチなやつなんで。ちょっとあいなぷぅさん次第なところはありますね」と笑う。

　一方で、音楽に真剣に取り組むことで「お笑いに割く時間がどんどん減ってしまいました」とも。「歌は成長してどんどん前に進んでいるんですけど、お笑いは2018年ぐらいから止まっている状態かもしれないですね。芸人としてはあんまり良くないかもしれないです……」と苦笑いだ。

　しかし、芸人への思いも強い。「お笑いを完全に辞めることはないので“二刀流”です。今後もネタ作りをしつつ、音楽活動も真剣にやっていきたいですね」と断言する。今年の「キングオブコント」についても「エントリーさせていただいて、やれる限りは頑張ります」と言及する。

　お笑い芸人と歌手という2つの夢をかなえたほしの。10年後、20年後のビジョンを聞くと、悩みながらも展望を明かした。

「そのころにはどうなっているんですかね。もし歌で有名になれていたら、それはうれしいですし、お笑いでも活躍できていたらいいなと思っていますが、想像がつかないです。ちょっとおもしろいアーティストになって、お笑いはやらないけど、歌もやりつつ、バラエティーにも出るみたいなのにも憧れます。どちらも好きではあるので、ずっと続けていきたいなって思うので、もしライブができたら、歌を歌って合間にピンネタをやったりとか、そういうことができたらいいですね」

　まだまだほしのは32歳。10年後、20年後にどういった姿を見せてくれるのかに期待したい。

□ほしのディスコ（本名：星野一成／ほしのかずなり）1989年10月23日、群馬県出身。2014年、あいなぷぅと男女コンビ「パーパー」を結成。17年「キングオブコント」で決勝進出。18年8月にYouTubeチャンネル「ほしのディスコちゃんねる」を開設。22年4月27日に星野一成名義で「いとしの悪魔ちゃん」をリリース。「にゃんこスター」のスーパー3助とのユニット「ハイトーン兄弟」としても活動中。6月8日には初CD「ほしのディスコ EP」を発売する。