【RIZIN】シビサイ、強烈な鉄槌で“ラトビアの巨熊”を1RTKO 日本勢が外国人選手に初勝利

シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)が“ラトビアの巨大熊”リハーズ・ビギス(ラトビア)に1RTKO勝利を収めた。

マウントからパウンドを落とすシビサイ頌真(上)とリハーズ・ビギス【写真:山口比佐夫】
マウントからパウンドを落とすシビサイ頌真(上)とリハーズ・ビギス【写真:山口比佐夫】

「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」第4試合

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」(2022年4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)RIZIN MMAルール、5分3R(120キロ)

 シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)が“ラトビアの巨大熊”リハーズ・ビギス(ラトビア)に1RTKO勝利を収めた。

 日本人ヘビー級の強さを世界に知らしめた。

 1R、シビサイがいきなりタックル。首をつかまれるもテイクダウンに成功した。そこからの展開は速かった。パウンドを放ちながら、トップマウントポジションへ。グラウンドパンチを連打。最後には肘を落とし、レフェリーが試合を止めた。

 ゴングが鳴った直後、シビサイは喜びのあまりリングから転落。興奮状態だった。これについて、試合後のインタビューで「会長しか見えなくて飛び越えたら、高くて意外と痛かった」と振り返った。

 シビサイは、RIZINヘビー級の雄。しかし、昨年大みそかRIZINで関根“シュレック”秀樹相手にまさかの2RTKO負けを喫した。これまでのRIZINでの戦績は、5戦3勝2敗となっている。

 ビギスは、MMA9戦9勝の実績を誇る。日本から直線距離8000キロの長旅をし、今回RIZINに初参戦。欧州立ち技界で名を上げている選手だ。

 シビサイは試合後のマイクで「長々と話すつもりはないんですけれど言いたいことはあります。関根選手に負けて、気持ちが浮わついていました。そこから心を入れ替えて練習をしました。父が今日誕生日なんです。お世話になっている会長も4月に誕生日で、何としても勝ちたかったです。言いたいことたくさんあったんですけれど、忘れちゃいました。さよなら!」と締めた。

 昨日の「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd」では泉武志がグラント・ボグダノフ(米国)にメインカードの矢地祐介がルイス・グスタボ(ブラジル)に敗れている。今大会では、第1試合に芦田崇宏がカイル・アグォン(米国)に第2試合に中島太一がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に敗れ、日本勢は海外勢にこれまで全敗。シビサイの勝利は貴重な1勝となった。

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