GLEATの勢力図が一変…二刀流・井土徹也が新軍団を率いて旋風、文字通りの群雄割拠

GLEATのリングが混沌としてきた。スピードあふれるチームプレーを得意とする#STRONGHEARTS(ストハー)と、ムキムキボディを誇りパワーみなぎるファイトを得意とするバルクオーケストラ(バルク)が覇を競い合ってきたが、格闘イベントで名を上げ、GLEATに乗り込んできた井土徹也が新軍団「60second(シックスティ・セカンズ)」を結成。「60秒で世界は変わる」とGLEAT制圧をぶち上げた。

金髪時代の井土徹也 今ではイヅチ色に変身【写真:柴田惣一】
金髪時代の井土徹也 今ではイヅチ色に変身【写真:柴田惣一】

一寸先も見通せない戦国時代に突入したGLEATはどうなる

 GLEATのリングが混沌としてきた。スピードあふれるチームプレーを得意とする#STRONGHEARTS(ストハー)と、ムキムキボディを誇りパワーみなぎるファイトを得意とするバルクオーケストラ(バルク)が覇を競い合ってきたが、格闘イベントで名を上げ、GLEATに乗り込んできた井土徹也が新軍団「60seconds(シックスティ・セカンズ)」を結成。「60秒で世界は変わる」とGLEAT制圧をぶち上げた。

 井土は佐藤恵一、頓所隼とトリオを結成した3・13大阪大会で、いきなりGLEATの中心に立つストハーのCIMA、T―HAWK、鬼塚一聖組を粉砕。3・23東京・新宿大会で予告通り、新チーム名を発表した。

 22歳のヤングリーダー・井土が先頭に立つ60セカンズ。60秒と言えば、井土が昨年11月に優勝したミドル級トーナメント「BREAKING DOWN3」が1分1R制だったのだ。

 井土は2016年10月、16歳にしてHEAT―UPでデビュー。持ち前の格闘センスに磨きをかけ、プロレス、格闘技の二刀流をこなしてきた。フィッシャーマンズバスター、ジャーマンスープレックスなど小気味よい投げ技、ハイ、ミドル、ローのコンビネーションに加え、バズソーキックなど切れ味鋭い多彩なキック、さまざまなパターンから一瞬にして絞り上げるサブミッションなどをマスターし、日進月歩の成長を遂げてきた。

 GLEAT上陸後も格闘技を追求するLIDET UWFとプロレスを究めるGプロレスの二刀流で快進撃を続けてきた井土。その出で立ちはスター性を感じさせる。プロレスリング・ノアの清宮海斗に似たイケメンに180センチ、95キロと恵まれた体格。金髪だった髪もグレーとブルーを掛け合わせた独特のカラー、いわばイヅチ色に染め上げた。「コスチュームと合う色にしてもらった。長持ちはしないので、調整が難しい」と照れ笑いを浮かべる。

 ファイトでも新技「スピンブレイク」(旋回式バックエルボー)を生み出すなど、新たなステージを進んでいる。「1分でも60秒でも、どっちでもいいんだ。できたてほやほや、ピチピチの俺たちがGLEATをリードする」と、井土のボルテージは上昇の一途。発信力も身に着け、その勢いはもはや誰にも止められそうにない。

 出る杭そのものの井土・60セカンズに、もちろん他のGLEAT勢も黙ってはいられない。ストハーのG―REX初代王者エル・リンダマンが、ストハー、バルク、60セカンズの3WAYマッチを提案し、4・20新宿FACE大会で6人タッグ3WAYマッチが決まった。

 ストハーはT―HAWK、リンダマン、鬼塚組、バルクは河上隆一、田村ハヤト、クワイエット・ストーム組、そして60セカンズの3チームが、GLEATの軍団抗争にピリオドを打つべく死力を尽くすことになった。リンダマンらストハーは「最後に輝くのは俺たち」と余裕の構え。バルクは「60セカンドをへし折る」と力こぶを撫している。

 伊藤貴則、飯塚優、渡辺壮馬らも新軍団の立ち上げなど、チャンスをうかがっており、GLEATのリングは文字通りの群雄割拠。細胞分裂するかのように進化を続けている。一寸先も見通せない戦国時代に突入したGLEATに、新風を呼び込んだ井土から目が離せない。

次のページへ (2/2) 【写真】勝ち名乗りが似合う井土徹也
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