一方で、良い点もあった。

「夫がリモートワークになったので、育休中も少し出かけるときなどに子どもを見てくれた。復職した後も、リモートワークが当たり前になったので、子どもの体調不良も対応しやすくなった」。女性は完全なリモートワークではないが、夫はフルのリモートワークで、急な発熱で在宅保育しなくてはいけないときに協力してもらうことができた。

　また、「みんなが手洗いとかアルコール消毒とかを徹底したり、気をつけるようになって、インフルエンザなどの感染症にかかりにくい環境で育っている」と衛生面の強みも感じている。

　ワクチン接種が進み、第6波がピークを越え、社会も徐々にコロナに順応している。とはいえ、子どもを巡る環境は、まだまだ整備途上。不自由さを感じることがあるのも事実だけに、試行錯誤は続きそうだ。