高橋優、10周年ライブ完走 感染対策の中で見えた新たな景色「今は今の良さがある」

ファンとの距離感は変わらないと語る高橋優【写真:塩見徹】
ファンとの距離感は変わらないと語る高橋優【写真:塩見徹】

コロナ禍でもお客さんと僕たちの距離感は変わらない

 コロナ禍によって変化が生じたステージと観客のコミュニケーション。確かに大きな声を張り上げて一緒に歌いたい。叫びたい、笑いたい。ステージに立つとそんな声なき声が聞こえてくるというアーティストもいる。一方で高橋は今の状況だからこそ生まれる大切なものがあると説いた。

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「むしろ個人的にはこれまでとコミュニケーション自体は変わらないと思っていて。まずこんなご時世なのにわざわざライブに足を運んでくださる。それだけで僕はかなりの意思表示をもらっているんです。僕もこんなご時世だと分かってステージに立っていますから来てくださるだけでありがたい。それに加えて、ずっと見つめられながら鳴り止まぬ拍手をいただける。

 例えば『好きだ!』と何回言っても相手にまったく伝わらないってあるじゃないですか(笑)。反対にずっと見つめられているだけで、ものすごく伝わってくるとか。そんなふうに声を出せていたときよりも今は伝わるものがあるなって感じました」

 高橋は拍手や手拍子でお客さんが何を伝えたいのかが分かってきた。そこで編み出したのは「拍手いじり」「手拍子いじり」だった。

「今だからこそ声じゃないところで僕に届けようとしてくれている熱を感じられる。それをこんなに実感できる機会なんてないですよ。『今のは感動してくれている拍手だな』、『これは僕にツッコミを入れてほしいという拍手だな』ってね(笑)。分かるんですよ。だから今は今の良さがあるんです。僕はそう思っています」

□高橋優(たかはしゆう)1983年12月26日生まれ。秋田県横手市出身のシンガー・ソングライター。札幌の大学への進学と同時に路上での弾き語りを開始。2010年にシングル「素晴らしき日常」でメジャー・デビュー。20年にメジャーデビュー10周年を迎え、7thアルバム「PERSONALITY」をリリース。そして、東京五輪で金メダルをつかんだ「侍ジャパン」野球日本代表に密着したドキュメンタリー映像「侍たちの栄光 ~野球日本代表 金メダルへの8か月」のテーマソングである、新曲「HIGH FIVE」を22年2月25日に配信リリース。

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【高橋優スタイリスト:上井大輔、ヘアメーク:眞弓秀明】
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