最新eスポーツ施設に“レーサー仕様”のシミュレーター デジタル→リアルの体験に注目

プロ仕様のシミュレーターでデジタル→リアルの体験を楽しめる【写真:ENCOUNT編集部】
プロ仕様のシミュレーターでデジタル→リアルの体験を楽しめる【写真:ENCOUNT編集部】

eモータースポーツコーナーのコンセプトは「デジタルからリアル」

 なぜ、eモータースポーツとモータースポーツにこれだけ力を入れるのか。館長を務める長野弘毅氏は、次のように説明した。

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「グランツーリスモの筐体はゲームソフトがメインで、デジタルの要素が強いものですが、そこからシミュレーターに移っていくと、実際にプロのレーサーの方がトレーニングに使うものとなっております。グランツーリスモが運転できるだけではレーサーになれないけれど、シミュレーターでトレーニングを積んで運転できるようになれば、その方はプロのレーサーになれる要素を持っているということですね。

 コンセプトとしては、デジタルからリアル。デジタルからリアルにつながる、リアルで自分もレーサーになれるという次世代スターを発掘できる可能性を秘めているエリアとして、力を入れて展開させていただいております」

 中でも、トヨタのオフィシャルチューナーでもあるTOM’Sが開発したプロレーサー用のシミュレーター「TOM’Sマルチシミュレーションシステム」は、視界や振動まで限りなくリアルに近い体験のできるマシンだ。他のマシンと違って運転はできず、運転席に座って記録されたドライビングを体感する仕様だが、デジタルがリアルにつながる体験という意味では、これ以上ないものと言っていいだろう。

 eスポーツ施設ながら、「eスポーツ」の再定義と、それに伴いeスポーツへの理解が深まることを目指し、間口を広くしてさまざまな客層にアプローチすることを試みている「RED゜TOKYO TOWER」。「eモータースポーツエリア」は、その狙いを体現するコーナーとして存在感を発揮するのではないだろうか。

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