格闘技団体RIZINが12日、公式TikTokを更新。「RIZIN LANDMARK vol.2」第3試合で白幡裕星から勝利を収めた吉成名高の舞台裏を公開した。

　いろいろな重圧を背負っていた。試合を終え裏にはけていく吉成は「やりにくい試合だったけれど、よく頑張った」と声をかけられると思わず涙を流した。小さな体で嗚咽交じりに「ありがとうございました」と頭を下げる姿が印象的だ。

　吉成と白幡は同じジムで練習をしてきたという間柄だ。試合前日の5日に行われたフェイスオフでは両選手がお互いを見て笑ってしまうという一幕もあった。

　“ポスト天心”と名高い吉成。昨年大みそかに行われた那須川天心RIZINラストマッチでRIZIN側からオファーを受けたが、ルール面などさまざまな面で折り合いがつかず出場を辞退。これが起因となって榊原信行CEOから辛辣（しんらつ）な言葉を浴びたこともあったが、2月25日に和解し、この試合に出場したという経緯もあった。

　吉成は、日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者。キックボクシングでは前人未到のアマチュア17冠で「天才ムエタイ少年」の異名を持つ。RIZINには昨年8月の初参戦から4戦4勝の実績を誇っている。

　この投稿にファンからは「彼の心はまじで綺麗」「優しさ溢れ出てるやん」「日本の未来を頼むぞ」「本当に推せる」「好きすぎる」などの声が寄せられている。