アイドルグループ「日向坂46」の潮紗理菜が、舞台「フラガール-dance for smile-」で主演する。潮はこれが舞台単独初主演となる。昨年に上演された同舞台の主演は乃木坂46の樋口日奈が務めていた。

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　2006年に公開された映画「フラガール」。第80回キネマ旬報ベストテン1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した日本映画の傑作だ。

　映画監督の李相日は、昭和40年という時代を背景に、エネルギーの石油化の波に飲まれながらも、需要の下がる石炭を堀り続ける福島県いわき市の炭鉱町を描き、滅んでいく産業の中で働く人間が、力強く生きていく姿をみごとに表現し、常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを、フラガールに生まれ変わっていく少女たちの笑顔と涙で描ききった。

　潮はフラガールのリーダー谷川紀美子演じる。炭鉱の娘たちにフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に矢島舞美が、紀美子の親友でフラガールを目指す木村早苗役は、太田夢莉。またフラガールのメンバーに兒玉遥が舞台版オリジナルキャラクターの和美役として登場する。紀美子と対立する母親、谷川千代役は有森也実が務める。

　主演決定に潮は「日向坂46のグループ活動から離れて、ひとりでお仕事することは初めてで、不安な気持ちもありますが、フラガールの主演が決まったとき、メンバーのみんながお祝いのメッセージをくれて、本当に勇気が出ました。まだ何もできない私ですが、これから全力でフラガールになれるように頑張ります！」と意気込んだ。