格闘技イベント「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2」（2022年3月6日、開催場所は非公開）第5試合、RIZIN MMAルール（66キロ、5分×3R）

　メインイベントでは元K-1ファイターの平本蓮（ルーファスポーツ）がKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）に0-3の判定で敗れた。平本は2020年大みそか以来、430日ぶりの実戦だった。試合後、リング上で涙した平本に対し、朝倉未来は辛らつな反応。これに平本は再び反撃していた。

　平本が1年3か月ぶりのリングで、鈴木に敗れた。徹底的に組み付かれ、持ち味を出し切れず、フルマークの判定負け。試合後はリング上で「負けました。でもまたすぐやります。死ぬ気でやってきたので、後悔ないです。這い上がります。もう1回頑張ります」と前を向きながらも、涙を見せた。

　この試合の後、朝倉未来が「まーこんなもんよ。まだまだ話にならんな」とツイート。　これまでも“舌戦”を繰り広げてきた両者。朝倉は事あるごとに平本の名前を出すなど、気にしていた様子だった。

　これに対して、平本も試合後の会見で「なんもないですよ。どんどん試合して、俺の方が強いと思ってるので、絶対諦めない。RIZINで頂点獲ります」と負けん気の強さを見せた。

　敗れたが、収穫も大きかった。1年3か月ぶりの実戦で、MMA経験の不足を痛感。「経験が足りないと明確に分かった。もっと出せるものがあるので、次の試合までに見せたい。自分の強さをもっと、磨いていきたいと思います。またやってやる。くそって感じです。ガンガン試合して、最大限出せれば強い自分を見せられる。明日からまた頑張ります」。MMAキャリアはまだ2戦。すぐに前を向き、自らを奮い立たせた。