【RIZIN】“天才”吉成名高「KO狙います」 榊原CEOとの関係も修復、天心の後継者へ意欲

6日に開催(会場は非公開)の格闘技イベント「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2」の記者会見が4日、行われ、ムエタイの“天才”吉成名高(エイワスポーツジム)はKOでの勝利を誓った。

記者会見に臨んだ吉成名高【写真:(C)RIZIN FF】
記者会見に臨んだ吉成名高【写真:(C)RIZIN FF】

ポスト天心へ「人間としても成長しなきゃいけない」

 6日に開催(会場は非公開)の格闘技イベント「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2」の記者会見が4日、行われ、ムエタイの“天才”吉成名高(エイワスポーツジム)はKOでの勝利を誓った。

 吉成は小学5年時に本場のタイで修行。2019年4月、日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者となる。キックボクシングでは前人未到のアマチュア17冠を達成し、「天才ムエタイ少年」の異名をとった。RIZINには昨年8月の初参戦から4戦4勝。昨年10月の「RIZIN.31」では1回KO勝利を飾っている。

 ムエタイ8冠を誇り、RIZIN参戦5連勝を目指す今回の相手は白幡裕星。「一時期一緒に練習していた期間があります。得意な部分も知っていると思うので、やりづらさはある。ただ練習でやるのと試合は全然違うので、試合になればどんな展開になるかは楽しみです」と本番を見据えた。

 あらためて相手の印象については「オールラウンダーで何でもできる。キックもムエタイも。状況に応じて戦い方を変えられる」と冷静に分析しつつも、「今回の試合もKOで勝ちたいです。KO狙いたいです」と力強くフィニッシュを宣言した。

 昨年、那須川天心との対戦も浮上したが、実現はしなかった。榊原信行CEOから辛らつな言葉を浴びたこともあったが、すでに関係は修復済み。あらためてRIZINでアピールしたいもの、を問われると、「1回目の参戦のときから言っているんですけど、ムエタイの強さを見せたい。他の選手にない動きを見せたりして、最終的にはムエタイの知名度を上げたいという気持ちもあります」と気合十分だ。

 その天心は6月の武尊戦を最後にボクシングに転向する。RIZINでのキックの立場を守るためにも、吉成にかかる期待は大きい。「天心選手がすごいキックの部門で残してきた実績はすごい。そこの存在にならなきゃいけないとは思うのですが、簡単ではない。選手としてももちろんですが、人間としても成長しなきゃいけないのかなと思っています」。

“天才ムエタイファイター”が“キックの神童”の後継者となれるのか。そのパフォーマンスから目が離せない。

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