ホリプロ期待の19歳・佐竹桃華の素顔は極度のあがり症「声がコンプレックス」

第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」(2020年12月)で特別賞を受賞した佐竹桃華(19)がディズニー&ピクサーのアニメーション「私ときどきレッサーパンダ」(3月11日よりディズニープラスにて見放題、独占配信)で主人公メイの声で声優初挑戦した。主演が決まって、鼻血を出すほど喜んだという19歳の素顔は?

ディズニー&ピクサーのアニメメーションで声優初挑戦【写真:舛元清香】
ディズニー&ピクサーのアニメメーションで声優初挑戦【写真:舛元清香】

佐竹桃華インタビュー、ディズニー&ピクサーのアニメメーション「私ときどきレッサーパンダ」で主演

 第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」(2020年12月)で特別賞を受賞した佐竹桃華(19)がディズニー&ピクサーのアニメーション「私ときどきレッサーパンダ」(3月11日よりディズニープラスにて見放題、独占配信)で主人公メイの声で声優初挑戦した。主演が決まって、鼻血を出すほど喜んだという19歳の素顔は?(取材・文=平辻哲也)

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 佐竹は初めての声優挑戦で、ディズニー&ピクサーのUS本社のオーディションを経て、いきなり大役を手にした。その決定時のコメントが抜群に面白い。「喜びすぎて、鼻血が出た」というのだ。一体、何があったのか。

「楽屋でマネジャーさんから『決まった』と聞かされて、『やったー! ありがとうございます! ありがとうございます!』と言っているうちに、鼻から血の味がして、タラーと垂れてきたんです。急いでトイレに駆け込んだら、鼻血が(笑)。急に血圧が上がったのか、わからないけど、初めての経験です。こんなことあるんですね」と笑う。

 ディズニー&ピクサーアニメーションは幼いころから大ファンだった。「1番好きな作品は選べないです。何度も見たのは『モンスターズ・インク』と『ファインディング・ニモ』です。ほかにも『レミーのおいしいレストラン』『Mr.インクレディブル』『トイ・ストーリー』『リメンバー・ミー』『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』も好き。ディズニープラスは以前から入っていて、めちゃくちゃヘビーユーザーです」と次々と作品名が出てくる。

 オーディションは、「初めてだったので、これがいいのか、悪いのか分からなかったんです。ピタッとハマったなっていう感じはなくて。それに、自分の声がずっとコンプレックスだったんです。ようやく自分の声を認めてあげてもいいのかなと思っています」。

 自分のコンプレックスが実は強みだった……とは、まさにディズニーアニメーションに出てくるようなエピソードだ。「私ときどきレッサーパンダ」は1990年代のカナダ・トロントを舞台に、ティーンエージャーの女の子メイがある出来事をきっかけに、自分を失い、翌日、目覚めるとレッサーパンダになっていた、というストーリー。

次のページへ (2/4) 1人でアフレコは右耳から英語、自身は日本語「集中力が必要で頭がパンクしました」
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